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2020/10/17(土)
「ほうれん草」と「おひたし」 第6294回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
会場確保の都合で、藤沢湘南台道場の稽古はありませんでした。
13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。体験入門会を開催し、5家族6名の参加がありました。 17時00分〜19時00分は、「特別稽古」でした。
さて、タイトルの件ですが、職場の新人によく「報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)を教える」というコンサルタントが、そのツイッターで、「ほうれんそう」に対して「お・ひ・た・し」で返す「ほうれんそうのおひたし」を心がけていると紹介し、大きな話題となったそうです。「お・ひ・た・し」の内容は以下の通りです。 (1)「お」:怒らない (2)「ひ」:否定しない (3)「た」:助ける(困り事あれば) (4)「し」:指示する そして「悪い内容でもこの点を注意してると新人さんは早めに相談してくるので対策打ちやすい」と投稿すると、「今の上の人たちってこれ全部できてない気がする」「とても大事な心得」「これ印刷して上司のデスクに貼り付けたい」といった共感の声が多く寄せられたという事です。
これについて、企業や大学などで人財育成やマナーコンサルティングを行っていますマナーコンサルタント・西出ひろ子さんは「『ほう・れん・そう』を行うように指示する上司にマナーがなければ、部下は従いたくなくなるもの。上司の心得として『お・ひ・た・し』は良いと思います」と話し、そのポイントと上げています。 (1)「お」:怒らない 感情に身を任せる行為である「怒る」はNGですが、相手のためを思って注意する「叱る」は必要です。<英語でANGERとSCOLDの違いでしょう。> (2)「ひ」:否定しない 仕事をする上で、上司が部下の意見を否定する場面は少なからずあるものです。しかし、そのような場合でも、冒頭からいきなり否定するのは避け、まずは相手の意見や言葉を受け入れてから自分の意見を伝える姿勢を意識しましょう(イエス・バット法)。こうする事で、否定のニュアンスを和らげる事ができます。また、受け手側も「否定された」と落ち込まない事が大切です。状況をネガティブに捉えない癖をつけましょう。マナーはお互い様。仮に不本意だと思うことがあっても、それをポジティブに捉える事で自身を成長させる事につながります。 (3)「た」:助ける(困り事あれば) 部下を助けるのは上司として当然の役目です。しかし過剰に助けすぎると、時と相手によっては部下の成長の妨げになってしまう事も有ります。「助ける事」と「サポートする事」は別物です。いきなり助けるのではなく、部下が悩んだり困ったりしている時は、まずサポートをしてみましょう。その結果を見て、さらにサポートをするのか助けてあげるのか状況判断するのが良いです。 (4)「し」:指示する SNS上でも「指示がない」「適当な指示ばかり」など上司に対する不満が目立ちますが、部下は常に上司からの的確な指示が欲しいと思うもの。上司には、これに応える責任があります。しかし、部下も何でもかんでも「指示待ち」の状態になるのはよくありません。まずは、自分で考えるという自発的な姿勢が大切です。 指示を受けたい時は、状況に応じて自分から上司に伺いを立て、指示を促す事が重要です。この時、上司としては、部下が伺いを立てやすい雰囲気を日頃から作ってあげる事が大切です。部下は「上司が忙しそう」「いつもしかめっ面をしている」「冷たくあしらわれるのが怖い」などの理由から、なかなか上手にコミュニケーションを取れないと悩んでいる事も多いのです。
空手道の指導についても、応用出来ると思いました。
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