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2020/10/16(金)
本末転倒! 第6293回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
14時00分〜15時00分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古でした。 19時〜20時30分は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。
さて、タイトルの件ですが、学術会議の問題、本末転倒です。
まずは、学術会議の任命拒否についての説明を求めて行くのが本筋です。これを抜きにしての学術会議への批判とか嘘とデマが飛び交っています。酷いのが、この際だから学術会議も行革の対象にしようというもので、本末転倒です。
また、「政府の方針に従わない者は異動して貰う」(「俺の言う事を聞かない奴は飛ばす」)というのは官僚に発せられた言葉です。今、この言葉が学問についても発せられ始めました。そう言えば、文部大臣が「学長についてもそのまま任命するとか限らない(「任命しない事がないとは言えない」)」と言い出しています。 その上、10月17日に実施される内閣と自民党による故中曽根康弘元首相の合同葬に合わせ、文部科学省が全国の国立大や都道府県(教育委員会)等に、弔旗の掲揚や黙とうをして弔意を表明するよう求める通知を10月13日に出していました。つまり弔意の強制です。特定の死者や更に個人への感情を強制するものであり、思想信条の自由にも違反する重大な事だと感じます。 更に、任命拒否された人たちの事が云々されています。しかし、任命しなかった理由は任命した側にしか分かりません。任命されなかった側に原因を求めるのは、いじめや性的暴行と同じく「被害に合った方が悪い」とか「被害にあった方にも落ち度がある」という様な二次被害の可能性があります。
この先ですが、『特定秘密保護法』や『共謀罪』があります。安倍内閣が多数の横暴で成立させたものです。怖い法律だと思います。菅政権の下でマスコミや一般市民にも適用される恐れさえ感じます。 ドイツの牧師で反ナチスの指導者でもあったマルティン・ニーメラーの言葉を思い出してください。(2020年10月4日付けブログにも掲載) (転載開始) ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった私は共産主義者ではなかったから 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった私は社会民主主義ではなかったから 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった私は労働組合員ではなかったから そして、彼らが私を攻撃したとき私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった (転載終了)
学術会議員の任命拒否についても、他人事ではありません。反対の声を上げて行きませんと、「彼らが私を攻撃したとき」となってしまいます。
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