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2020/10/13(火)
人を手段としない、目的とする 第6290回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
9時00分〜11時00分は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。土曜日&日曜日が文化祭で、月曜日の後片付けという事で、今日明日が代休です。その為、この様な時間帯での稽古となりました。 19時00分〜21時00分は、藤沢長後道場(藤沢総合高校体育館)でした。形模擬試合をしました。
さて、タイトルの件ですが、 「目的」と「手段」と言います。なかなか難しいと思います。
カントという哲学者が「人を手段としない」と言いました。 「人を手段としない」とは、自分の金銭欲、名誉欲等の為に、人を手段として利用しないという事です。 「人を目的とする」とは、人そのものを愛する、尊敬する、認める、同じ目的に向かって歩む、目的が違っても理解し合うという事でしょう。
カントはこう述べています。「自らもまた他人を単に道具や奴隷の様に取り扱ってはなりません。お互いに使い使われながら、いつでも同時に自他の人格を尊敬し人間らしく取り扱い、人間らしく接しなければなりません。」
またカントがこの様な境地に達したのは一冊の本でした。カントは、述べていますー自分は学者として、学者だけが人間として偉いのだと自惚れていました。そして、無知の民衆を軽蔑していました。しかしルソー特にその著書『エミール』を読み、自分の傲慢さと目のくらんだ自惚れを根本からへし折れらえましたと。更に、カントは全ての人間を尊敬する事を教えられ、全ての人の人格を尊重しない様な人間は、どんな人間よりも劣った恥ずべき人間である事を悟らされたと。
人を手段として思わない使わない扱わない、人に対して謙虚になる、そういう生き方を貫きたいと強く思う今日この頃です。
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