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2020/10/10(土)
昨今の世情6題 第6287回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。形模擬試合を行いました。 13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。雨の為、他の指導者にお願いしました。 17時からの「特別稽古」は、台風14号の懸念で中止としました。
さて、タイトルの件ですが、昨今の話題に関連して、雑感として6題書きます。
雑感その1 今の多くのマスコミの官邸記者は「従軍記者」で、大本営発表ならぬ「大官(菅)営発表」のみを垂れ流していると思いました。
雑感その2 立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が10月6日にツイッターで、日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題について投稿しました。 金子教授は「【スカスカ論法】」とし、「スガは理由や根拠を一切言わないで偉そうに『問題がない』を繰り返してきた。官邸記者クラブのおかげで、スガは首相になっても通用すると勘違いしているが、国会には通じない」と官房長官時代に繰り返した答弁も国会では通じないと指摘しました。 「理由や根拠を説明できないのは、よほど頭が悪いか、国民をバカにしているか、どちらかしかない。どっちだ?」と投稿しました。
雑感その3 『学術会議法』では、210名選任としていますが、204名しが任命していないのは、そもそも法律違反状態です。政府が違法状態を作り出しているという事です。(『憲法』第23条とは別の問題です。)
雑感その4 英科学誌『ネイチャー』も批判 英科学誌『ネイチャー』は10月8日付の今週号で、「科学と政治の切れない関係」と題する社説を掲載し、新型コロナウイルスの感染拡大や環境問題などでトランプ米大統領ら世界中の政治家が科学的証拠を無視したり、貶めたり(おとしめたり)する例が相次いでいると批判しました。そして、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題にも触れ、「政治家が、学問の自律性や自由を守るという原則に反している」としました。 同誌は、トランプ大統領が科学に与えた問題を特集し、社説でも、ブラジルの大統領がアマゾンで森林破壊が加速したという報告書を受け入れなかったり、英国で新型コロナの統計データが繰り返し不正確になったり、「議論の余地のない証拠を政治家が無視」する事態が頻発しているとしました。 更に、日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人が任命されなかった問題も取り上げ、「学術会議は科学者の声を代弁する独立した組織だが、菅首相が、政府の政策に批判的だった6人の学者の任命を却下した。首相が任命する制度になって以来、初めてのことだ」と報じました。 その上で、「国が学問の独立性を尊重するという原則は、現代の研究を支える基盤の一つ。政治家がこの約束を破れば、人々の健康や環境、社会を危険にさらす」と懸念し、今後しばらくの間、より多くの政治ニュースを取り上げるとの方針を示しました。
雑感その5 「私はあなたの意見には反対である。だが,あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という言葉があり、これは18世紀のフランスの啓蒙思想家/哲学者・文学者・歴史家ヴォルテールの言葉とされています。 <I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.> ヴォルテールの言葉かどうかについては、異論がある様です。しかし、誰が言ったかは別として、思想信条の自由を体現する言葉だと思います。
雑感その6 「抑圧しようとしている意見が誤った意見であるとは断言できないし、もし確信があったとしても、抑圧することは悪である。」(1859年『自由論』) 「善人がそれをみていながら何もしないのならば、悪人は自らの目的を達成するということだ。」1867年 セント・アンドリュース大学の学長就任演説より) ジョン・スチュアート・ミルの言葉です。
<写真:ジョン・スチュアート・ミル>
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