|
2019/12/06(金)
中曽根康弘元首相の死―現在の元凶の源 第５９７９回
|
|
|
スポーツクラブに、ヨガに行きました。帰宅して、引き続き後は、『日本が売られる』（堤未果 幻冬舎新書）を、夢中で読みました。
１４時〜１５時は、富士塚幼稚園の稽古でした。藤沢総合高校空手道部は、試験期間で稽古なしです。１９時〜２０時４５分は、大和道場（下福田中学校武道場）の稽古でした。「基本形の日」という事で、佐藤指導員代理で私が講師になって、平安三段を行いました。続いて、形模擬試合をしました。今月の「基本形講習」が平安三段の為、平安三段を習った人は、一回戦目は平安三段をしました。
さて、タイトルの件ですが、皆さんはご存知ないかも知れませんが、中曽根康弘元首相が１１月２９日１０１歳で死去しました。首相在位期間は１９８３年１１月２７日〜１９８７年１１月６日でした。
中曽根氏は「戦後政治の総決算」をスローガンにしましたが、それは戦後民主主義の根幹を破壊する自民党政権を代表する政権と評価出来ます。
首相として初の「靖国神社」公式参拝、「日本は単一民族国家」発言に象徴される民族差別、自ら「臣・康弘」と名乗った天皇崇拝等が上げられます。
首相就任以前では、「自主憲法制定」ののぼりを立てて選挙活動を行った程の日本国憲法への敵意を持っていました。更に、正力松太郎とタッグを組んでの原子力発電の導入もあります。
大きな「悪事」があります。
１つ目は、「ロンとヤス」と呼び合ったレーガン米大統領に追随し、日米安保をいっそう危険な軍事同盟にした事です。有名（悪名）な言葉に、「日本列島不沈空母」があります。これは、日本列島＝日本国をアメリカの為の沈まない空母＝戦闘機の為の基地とするという事です。同氏の死去に伴いトランプ大統領が彼を、「重要な日米の地球規模の同盟関係を築いた」と評価したもの納得が行きます。
二つ目は、財界の重鎮・土光敏夫経団連会長を前面に立てた「行革」という名の「悪政」です。中でも国鉄、郵政及び電電の三公社の民営化は、国民財産の財界への払い下げに外なりませんでした。中曽根氏が国鉄民営化の目的は「労働組合（国労）を潰す事」と公言したのを忘れる事は出来ません。
中曽根氏が敷いたこうした悪政の路線（「規制緩和」、「民営化」、「憲法改悪」、「安保法制化等」）の数々は、歴代自民党政権から当然にも現政権に引き継がれています。私は中曽根氏の歴史的反動性及び反民主主義性は決して忘れてません。
|
 |
|
|
前の月