小林師範の続々指導日記
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2019/12/11(水) 『日本が売られる』(1/2) 第5984回
 スポーツクラブは、お休みでした。ちょっとゆったり出来ました。
 14時30分〜15時30分は、やよい台幼稚園の稽古で、幼年級の審査をしました。
 17時〜19時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育室)の黄帯以下の稽古でした。19時〜21時は、緑帯以上の稽古を同所で組手中心に行いました。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」でした。
 さて、タイトルの件ですが、2019年11月27日(水)に「図書館で3か月前に予約していた本が借りられるというメールが図書館から届き、昨日仮に行き読みだしています。『日本が売られる』(幻冬舎新書 著者:堤未果)です。相当にインパクトがある本ですー機会があれば紹介します。」と書きました。返却期限が、12月10日でしたので、急いで読み切り1日遅れで昨日返却しました。皆さんにも是非読んで頂きたいので、紹介という意味で感想文らしきものを書きましたので、宜しくお願い致します。

 著書名:『日本が売られる』(幻冬舎新書 著者:堤未果)
 この本は2018年10月に出版されたのですが、この本には重大な問題、どんで日本人の命と健康と未来が破壊される諸問題が、「売られる」という形式で書かれています。言わば告発の書であり警告の書です。しかし、残念な事に、ここに書かれている重大な問題は、次々と安倍自公政権により実行されているのです!
 昨2018年より「働き方改革」という名の「働かせ方改革」、水道法改定、漁業法改定、入管法改定が強行採決されました。今国会(2019年秋〜冬)では、TPPと同様の日本をジャブリ尽くす為の日米貿易協定が十分な議論もされずに批准されました。この様に日本国民の生活、日本国の根幹に関わる重要な諸問題が国会で十分な審議も尽くされずに次々と決まっている事は、嘆かわしい限りです。
 堤氏は、現在、水やコメ、海や森や農地、国民皆保険から公教育、食の安全に個人情報等、日本が誇ってきた貴重な資源や財産に値札がつけられ、叩き売られているというのです。堤氏は、日本のマスコミがほとんど報道していない衝撃の事実の舞台裏を暴露しています。更に、それらに反撃する手段を、世界を巡り、現場取材で得た情報とそれに関連する膨大な資料を基に鋭く提起しているのです。

 それでは、目次を紹介します。
<目次>
 まえかき いつの間にかとんとん売られる日本!
 第1章:日本人の資産か売られる
  1 水か売られる(水道民営化)/2 土か売られる(汚染土の再利用)/3 タネか売られる(種子法廃止)/4 ミツハチの命か売られる(農薬規制緩和)/5 食の選択肢か売られる(遺伝子組み換え食品表示消滅)/6 牛乳か売られる(生乳流通自由化)/7 農地か売られる(農地法改正)/8 森か売られる(森林経営管理法)/9 海か売られる(漁協法改正)/10 築地か売られる(卸売市場解体)
 第2章 日本人の未来が売られる
  1 労働者か売られる(高度プロフェッショナル制度)/2 日本人の仕事か売られる(改正国家戦略特区法)/3 ブラック企業対策か売られる(労働監督部門民営化)/4 キャンフルか売られる(IR法)/5 学校か売られる(公設民営学校解禁)/6 医療か売られる(医療タダ乗り)/7 老後か売られる(介護の投資商品化)/8 個人情報か売られる(マイナンバー包囲網拡大)
 第3章 売られたものは取り返せ
  1 お笑い芸人の草の根政治革命イタリア/2 92歳の首相か消費税廃止マレーシア/3 有機農業大国となり、ハケタカたちから国を守るロシア/4 巨大水企業のふるさとて水道公営化を叫ふフランス/5 考える消費者と協同組合の最強タックスイス/6 もう止められない! 子供を農薬から守る母親たちアメリカ
 あとかき 売らせない日本

 「今だけ 金だけ 自分だけ」という言葉があります。今、日本が「売りに出して」いる相手は、世界有数の大企業です。それは、アメリカやEUという国家(等)を仮面にしています。それらの国家(等)は、大企業がより儲けやすくする為に、「規制改革」や「規制緩和」を日本に要求しています。それら大企業とその株主の目的は、儲け(利潤)です。そして、その利潤は、四半期のそれで評価されるのです。決して、10年先や100年先の事を考えていません。利潤の為には、他の人の健康や安全等問題ではありません。ですので、「今だけ 金だけ 自分だけ」なのです。そして「我がなき後に洪水は来たれ!」なのです。
 皆さんには、本書で取り上げています「ネオニコチノイド」という農薬と「グリサホート」という除草剤の事を、是非調べて欲しいです。(続く)


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