小林師範の続々指導日記
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2019/11/28(木) ジュニアスポーツから見たスポーツ少年団(2/4) 理念と役割り 第5971回
 スポーツクラブに、行きました。帰宅して読書をしました。
 17時〜19時は、横浜道場(上矢部地区センター会議室→体育室)の幼年等の稽古を形等中心で行いました。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を、形中心で行いました。
 さて、タイトルの件ですが、今日は図表1の「ジュニアスポーツから見たスポーツ少年団(2/4)スポーツ少年団の理念と役割り」です。
(転載開始)
 図表1:スポーツ少年団の理念と役割り
  理念
 ・ 一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを提供する
 ・ スポーツを通じて青少年のこころとからだを育てる
 ・ スポーツで人々を繋ぎ、地域作りに貢献する
  役割
   スポーツの入口である
   関わる人すべてが、スポーツという文化の担い手となる
   子供の成長を支える大人の責任と自覚
(転載終了)
 実は、本文には、理念とか役割については、展開されていない様に思いました。ただ、萩原美樹子さんご自身の経験を話されていますー「子どものころは、勝ち負けなんてどうでも良かった。ただ、ユニフォームを着て試合にでるのが楽しかった」のですが、しかし、中学―高校―実業団と進むうちに勝つ事が唯一となり、2009年に実業団に入り、厳しい練習も耐えてオリンピックにも出場する事が出来ました。やがて、10年目には疲れ切って「バスケットボールはもうやりたくない」となってしまいました。
 退職して、大学を目指し合格します。当初は歴史学者を目指していましたが、スポーツ科学部(学科)というのがあり、それに引かれて受講しました。その講義内容が、「スポーツは爽やかなものと万人が言うけれど、果たしてどうなのか?」というものでした。筆者は「ドーピングやハラスメント、暴力行為の問題、、あるいはゴルフ場を造るうえでの環境破壊などスポーツのネガティブな面も語らなくてはいけない」というものでした。「私が求めているものはこれ」と、この講義を受ける事にしたという事です。(勿論、スポーツの「ネガティブな面」とあるのは、反対にポジテイブな面がある事を前提にしていると、私は思います。)
 筆者(萩原美樹子さん)は、自分が勝つと言う概念には、相対的に相手が負けるという事を含んでいます、相手を負かしなさいという事、スポーツを楽しみなさいという事は「相手を負かす事を楽しみなさい」という事に繋がらないかという疑問を持ち、それを講師に質問しました。
 講師は「勝利はあくまでも卓抜性を目指しての相互追求の結果を表すもので、だから対戦相手は打ち負かす対象でも敵でもなく、自己の探求や卓抜性の相互追求における協力者であり相互促進者であり、練習仲間や対戦相手は、スポーツの中で自らの限界を超えてより高い次元に至る未知なる自己に出会う為の良きパートナーです。でも、競技スポーツの一線にいる人には『そんなのスポーツの現場では理想論』と一笑に付すかも知れませんね。」というものでした。
 筆者は、この回答を「対戦する相手がパートナーだなんて一回も考えた事がなかった。コーチングをやって行く上で、新しい視点をくださった」と綴っています。
 やはり図表1とは、直接の関係がないのかも知れませんが、こういう視点は、スポーツする、試合する、競技に出る、そして指導する上でも応援(サポート)する上でも、極めて大切な事だと思います。


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