小林師範の続々指導日記
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2018/07/13(金) 「買い場」という発想 第5499回
 モーニングヨガに行きました。14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時の、藤沢総合高校空手道部の稽古は、テスト期間中でありませんでした。
 19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。組手模擬試合を行いました。「班対抗団体組手」を行い、盛り上がりました。
 さて、タイトルの件ですが、私の手元の以前勤務していました生協(ユーコープ)の部内報(『ふれあい』)が、毎月送られて来ます。まあ、退職者へのサービスの一環だと思います。そこで、初めて気が付いたのですが、「売り場」ではなくて「買い場」という言葉を発見しました。
 ユーコープですが、小売業としては、県内ではトップクラスに入りますし、又、全国的に見ても生協だけではベスト3に入る売り上げ高(供給高)を誇っています。事業としては、大きく分けて、店舗事業、宅配事業及び共済事業です。後2部門については経常剰余は黒字ですが、店舗事業は赤字で、その上、年々売り上げ高(供給高)が減少し、更に赤字の店舗は閉店を余儀なくされて来ました。まあ、トップの方針で赤字店舗は基本は閉店という事だったのです。大体が、店舗は何年に一度、改装をしたり必要な設備投資をしなくてはじり貧なのですが、ユーコープではそういう事を殆ど行ってきませんでしたので、店舗は老朽化で、ますます売り上げ高(供給高)が減少して行くという、負のスパイラルだったのです。また、店舗が比較的古くて地域の高齢化も進んでいますので、売り上げ高(供給高)が減少していくのは、ある意味「当然」でした。
確かに、コンビニや他の専門チェーン等の拡大でスーパー業界の売り上げが下がっています。(注1)しかし、そういう中で確実に売り上げを伸ばしているスーパーもあります。(注2)
 ところで、生協は売り上げだけでなく各種活動(地域コミニュテイーや平和運動)を行っています。店舗は、その活動の拠点の一つでもある訳でした、そういう役割がある店舗を赤字だと言って簡単に切り捨てるのはどうかという事とやはり店舗は地域の皆さんの生活を支えるものでもあります。閉店は、そういう人たちに大きな迷惑を負担と強いる事にもなります。
 それで、2017年10月より閉店ではなくて店舗を再生(経常剰余黒字化)しようと、様々な取り組みをしています。私は、その中でやはり「買い場」という発想の転換が素晴らしいな、と思いました。つまり、売る側から店舗を見るではなくて、買う側から見るという事です。組合員目線で考える、組合員の要望及びニーズを知りそれに応える、どうしたら組合員に喜んで頂けると考える、どうしたら組合員に「お役立ち」が出来るかという発想と行動です。それらを行う事で、結果として売り上げ(供給が伸びる)という事です。
 これは、例えば空手道場の運営でも同じだと思います。空手道場は、確かにスーパーや生協とは、「業態」が違います。しかし、発想はやはり「顧客」(道場生)目線で考える、運営する、指導するという事が重要だと思います。私は、道場の運営は、「経営」だと思っています。それは、儲けるという事ではありません。道場を継続し拡大して行くにはどうするか(ちょっとカッコ良い言葉で言えば「空手道」をという事です。)をいつも考えているという事です。その為には、出来る限るの情報公開と民主的な運営を心掛け、保護者を含む道場生の意見を聞こうと努力しております。今回の「買い場」という言葉で、あらためてそういう事の大切さを考えました。
 注1:日本チェーンストア協会の統計によりますと、スーパーの市場規模は、1997年度(1997年4月〜1998年3月)の約16兆8,600億円をピークに縮小を続けており、2017年度(2017年4月〜2018年3月)には約12兆9,000億円にまで落ち込んでいます。
 注2:それは、本社を横浜市西区に置く首都圏一都3県で100店舗を運営するのローカルスーパーの一つである「OK」です。年商は2018年3月期で、約3,577億3,400万円。直近3年間でも、2016年3月期の約2,822億4,2100万円から、年率7〜8%ほどの堅実で高い売上伸張率を保った成長を続けてきていて、この間、店舗数も83店から、25店増やしています。
 注3:生協では、店舗を含む事業を利用出来る「顧客」は、基本生協に「組合員」に限られます。「顧客」と「組合員」は同じ意味だと思ってください。


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