小林師範の続々指導日記
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2018/03/06(火) ペップトークについて(その2 やる気:前半) 第5371回
 今日は、藤沢総合高校空手道部の稽古は、在校生のテスト期間中という事でありませんでした。19時〜21時は、藤沢長後道場(長後公民館体育室他)の稽古でした。また、「基本形の日」という事で、梅野指導員を講師にして平安五段を行いました。21時〜21時45分は、同公民館体育室で「自主稽古」をしました。
 さて、タイトルの件ですが、要するにモチベーションとかやる気を起させ向上させる言葉という点では、基本的には日常の稽古でも試合前でも同じです。また、リーグ戦等の場合には1試合目の直後で次の試合に備えるとか、長い時間に及ぶ試合とかラウンド制の試合では、その合間に行うものも同じ原理原則です。そのやる気の「メカニズム」を紹介します。
 まず、「やる気に火が付く」時は、他人から「あなたは価値がある」と認められた時です。その背景には、人の「承認欲求」と「貢献欲求」があります。これらには、それぞれ三つのステージがあり、以下の通りです。
  1 存在を認められたい:
     例:「君には力がある」(承認) 「道場に来てくれてありがとうー嬉しいよ」(貢献)
 2 行動を認められたい:
     例:「大きな声を出せたね」(承認) 「整列を手伝ってくれてありがとう」(貢献)
 3 結果を認められてたい:
     例:「優勝出来たね」(承認) 「君が勝ったおかげでチームが勢い付いたよ」(貢献)
 ステージは、3→1へと昇って行きますが、勿論3から入る事もあります。更に「あの人の様になりたい」等と、理想的な自分の姿がイメージ出来る人は、やる気が強いと言われています。直ぐ近くにそういう憧れの人がいると良いです。という点では、やはり良い選手良い先輩がいる道場の生徒は、そういう理想とする人が身近にいる訳ですから、生徒達のやる気も上がり、道場全体に活気が出来て、競技成績も良くなるでしょうし、そういう先輩たちは礼儀作法もしっかり出来ている人が多いので、後輩達も礼儀作法が良くなるという傾向があります。いわゆる「強豪道場」は、そういう道場を言うと思っております。
 やる気(モチベーション)については、このブログでもちょくちょく取り上げています。以下はその内で「長期連載」になったものです。参考にしてください。
 『脳に悪い七つの習慣』2017年 7月20日〜2017年 8月22
 『運動指導の心理学』 2017年 9月 1日〜同年12月 6日
さて、やる気には、二通りの考え方があります。一つ目は、「この練習をやり切れば、今より強く成れる。だから頑張るぞ!」というポジテイブなもの、「プラスの未来を目指す姿勢」があります。
 二つ目は、「これをやらないと師範に叱られる・・・」というネガテイブなもの、「マイナスの未来を避ける姿勢」です。
(続く)
< * 写真は小田原の河津桜です。 >


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