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2018/03/18(日)
子どもの能力を伸ばす言葉(その2)第5383回
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本日は、全空連主催の「会派別基本&形講習会」(日本空手道会館)でした。当然ですが、糸東流の講習会にS指導員と共に参加しました。今回もまた、沢山の事を学びました。 さて、タイトルの件ですが、石田先生の話で特に面白かった点があります。 一つは、人は「マルチタスク型(Aタイプ)」と「シングルタスク型(Bタイプ)」があるという事です。AタイプとBタイプの違いは、是非、先生の著作を読んで頂きたいと思いますが、まあ、Aタイプはある意味一般的なタイプで、Bタイプは「一点集中」で興味があるものにしか意欲が沸かないタイプです。 前者は、技術、効率そして仕組みが好きで優先するタイプです。まあ、典型としては私(小林志光)だと思いますので、私の言動を参考にして頂ければ良く分かると思います。 後者の行動の基準は、好きか嫌いかです。石田先生は、これを否定しているのではなくて、このタイプにはとことんやらせなさい、という事です。このタイプは、多少生活習慣が乱れていても、絶対に「ちゃんとしなさい」と言ってはいけないという事です。(ちなみに「ちゃんとしなさい」はAタイプでも好ましい言葉ではありません。) 二つ目は、「ゾーン」というものです。例えば、成績ぼでオール3の人は大抵はいつまで経ってもオール3だという事ですが、そのオール3がゾーンです。先生に依れば、人はこのゾーンが快適で安住の地だと、無意識に思っているという事です。そこにいると安心するのです。だからそこから抜け出せないし抜け出す気持ちもない、抜け出す為の努力もしない、という傾向にあるという事です。 まあ、当人も保護者も含めた周りの人も、それが快適で幸せであれば、何の問題もない訳で、生涯「オール3」で良い訳です。しかし、子供を成長させたいと思っている場合は、そういう訳にも行きません。それで、やる気にさせる一つは、そのゾーンをどう設定するかという事です。 私が良く「市民大会で優勝したければ目標は県大会優勝が目標、県大会優勝が目標であれば全国大会優勝が目標、全国大会優勝が目標であれ世界大会優勝が目標」と言ったり「ベスト8が目標の子供はベスト8止まり」と言うのと何となく通じる所があると思いました。 (続く)
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