小林師範の続々指導日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2018年3月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2021/03/07 ブログを移行しました
2021/03/06 ブログを移行しました
2021/03/05 ブログを移行しました
2021/03/04 ブログを移行しました
2021/03/03 ブログを移行しました

直接移動: 20213 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2018/03/15(木) ペップトークについて(その9 タイプ別の対応) 第5380回
 午前中は、4月の「強化稽古」及び「特別稽古」の追加の会場確保とそれに基づき4月の予定表を作成しました。また、5月の「強化稽古」及び「特別稽古」の会場確保をしました。それ以外は読書をしました。
18時〜18時45分は、横浜道場(中川地区センター:今日は上矢部地区センターではありません。)の幼年等の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を形中心で行いました。
さて、タイトルの件ですが、今回は「相手のタイプを見極めて」という事で、タイプ別の対応方法です。
基本的には、「5つのルール」に基づき、流れは「4つのステップ」という事ですが、ステップの最後の「一番言って欲しい言葉」(「激励」ないし「見守り」)については、相手のタイプによって若干の配慮が必要です。そのタイプは三つ有り、(1)情熱タイプ (2)わくわくタイプ (3)愛情タイプ です。順次、説明(引用)します。
 (1)情熱タイプ
    いわゆる「体育会系」で壁(目標)を超えて実力を証明する事に喜びを感じるタイプです。ペップトークは、力強い内容となります。
   例:「相手は三連覇中の△△選手だぞ。だが、△△選手に勝てばお前の力が証明できるぞ。今がその時だ。金メダルを勝ち取ってこい!」
   小林志光:これと同じ状況ではありませんが、事前にトーナメント表が開示される大会では、「3回戦で県大会優勝の△△選手に当たる・・・あ〜」という言葉が選手から出たりしますが、私は「なんだ、3回戦で△△選手に当たるなんてラッキーじゃん。良い目標ができたじゃない。そこで勝てば優勝だよ。あんたなら勝てるよ。」という超ポジテイブな対応をします。まあ、誰彼となくそういう風に指導していますので、偶には私の言葉を信じて(鵜呑みにして?)「当たる」選手もいたりします。それと、形試合の場合には、自分の出来る最高のパフォーマンスをすれば良いのでしょうが、組手試合の場合には相手のいる事ですので、多少は「研究」しますよ。(笑)単に超ポジテイブなだけではありませんので、念の為。
 (2)わくわくタイプ
    楽しいことは、どんどんやるが、楽しくなくなった瞬間、飽きてしまうタイプです。これから始まる事がいかに楽しいか説明すると良いです。
   例:「緊張しているんだね。でも△△選手は、君の得意な蹴りが決まりやすいタイプなんだよ。ずっと研究して来た必殺技、そろそろ決めて見たくない?思いっきり試してごらん!」
 (3)愛情タイプ
    優しく、人とのつながりを大事にするタイプです。安心すると力を発揮しますが、不安になると弱くなるタイプです。「愛情タイプ」に「死ぬ気でやって来い!」等の(1)の情熱タイプ向きのペップトークをしても却って緊張してしまいます。
    例:「緊張しているんだね。大丈夫、君の憧れている◇◇先輩も、昔はそうだったんだよ。まずは、確実に1ポイント取ろうね」
 更に解説では「多くの指導者は『情熱タイプ』向けのペップトークが得意です。相手がわくわくタイプや愛情タイプの場合、伝え方を変えることで選手の力を発揮できるかも知れません。」としています。私も「情熱タイプ」の様で、誰もが皆そういう「情熱タイプ」だと思っておりますが、やはり相手を見て判断しなくてはならないのでしょうね?
 ここで、大切なのは、この特集には言葉として書かれていませんが、「他人の自分化」(と「自分の他人化」)という事だと思います。相手(選手)の立場になって、考えるという事です。まあ、世間の言葉では「相手の身になって考える」という事ですが、これは社会一般でも、家庭でも、仕事でも、学校でも、スポーツでも、武道でも全く同じで大切な事です。こういう事を日常的に、ある意味習慣となると、良い指導者になれる資質が出来ると思います。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.