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2018/03/12(月)
ペップトークについて(その6 4つのステップ) 第5377回
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母親宅に行き、買い物等をしました。17時〜18時15分は、横浜道場(新橋コミハ&ケアプラザ)の幼年等の稽古でした。体験入門者が1組ありました。18時45分〜20時45分は、同所で組手中心で行いました。他道場からも参加がありました。 さて、タイトルの件ですが、今回はペップトークの「4つのステップ」です。
第1は、「受容」です。 試合直前は、心は不安や緊張で一杯で水があふれそうな容器と同じで、何を言っても心には入って来ません。そこで、マイナスの部分も含めて評価も判断もしないで、気持ち、感情及び状況を受け入れます。 例:「○○君、緊張しているんだね?」(感情を受け入れる) 「次は連覇中の相手だね?」(状況を受け入れる)
第2は、「承認」です。 受容により、選手の心にスペースが出来たら、不安とか緊張の意味付けを変えます。また、「無いもの」や「足りないもの」ではなくて「いま有るもの(優れたもの)」に目を向けさせます。 例:「緊張しているのは今まで練習して来て、勝ちたいと思っている証拠だよ!」(緊張の意味付け変える) 「次の相手はスピードがあるね。でも、君は誰よりも遠い間合いから入れるよね!」(有るものに目を向ける)
第3は、「行動」です。 次は、「して欲しい行動」の支持を与えます。「××するな!」ではなくて「○○しよう!」という表現になります。 例:× 「間合いから攻めたらダメだぞ!」(して欲しくない行動を禁止する) 〇 「遠い間合いから入るぞ!」(して欲しい行動をイメージさせる) 第4は、「激励」です。 試合に臨む選手への、最後の言葉掛けになります。気分が乗り気合が入っている選手には「激励」を、不安や緊張が強い相手には「見守る」スタンスを取り、「相手が一番言って欲しい言葉」を掛けます。私は、前にも書きましたが、「ここまで頑張って来たんだから、後は楽しんで来いよ!」と言った経験があります。これは、「見守り」ですかね? 例:「さあ!全力でぶつかって来い!!」(激励) 「大丈夫!自分を信じて!!」(見守り) 以上の内容は、ペップトークだけでなく、普段の稽古の時に使用出来るというか使用しなくてはいけないステップだと思います。
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