小林師範の続々指導日記
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2018/03/10(土) 明日は「3.11 大震災」から7年目―で紹介する書籍です(前半) 第5375回
午前中は、ゆったりしました。13時〜15時は、藤沢湘南台道場(秋葉台文化体育館剣道場)の稽古でした。避難訓練を実施しました。14時〜15時は、くるみ保育園の稽古でしたが、時間が重なった為にこちらは他の指導者にお願いしました。16時〜17時15分は、湘南台カルチャーセンターの稽古で、形中心で行いました。17時〜21時は、「特別稽古」(六会公民館ホール→小体育室)でした。長女が遊びに来たので、長男と一緒に夕食をしました。母は自治会の会議で、食事会は不参加でした。
 さて、タイトルの件ですが、明日が2011年 3月11日から7年目です。という事でペップトークについては、今日明日とお休みします。
この頃(3月)と9月の「防災の日」前には、書店では防災関係の書籍が全面に出てきます。図書館でも同じで、防災関係について「展示コーナ」とか「特設コーナー」が設けられています。私も3月8日に図書館に行き、その種の本を色々と見て、一番簡潔な『天災人災格言集』(平井敦也 興山舎)というのを借りて来ました。古今東西の災害に関する102の格言が、右ページはその格言を左ページは著者の解説が書かれていて、飽きずに又好きな所を読む事が出来ます。格言というのは、先人や人々の経験や鋭い観察眼で物事を、短い文章で的確に表現したもので、将に「生活の知恵(智恵)」と言えるものです。で、少しだけ紹介します。
 本の表紙を開いて右側に、この本の出版の目的として、「今こそ/あなた自身を守るため/いや、家族、愛する人、隣人を守るため/ひいては地域、社会を守るため/この格言集をおくります」と書かれています。
 本書は、東日本大震災前の2007年〜2011年12月に掛けて210週に亘り配信されました『週刊 防災格言』というメールマガジンを基に編集されたものです。内容は、、古今東西防災名言30選、防災標語、政治家官僚の名言や科学者や宗教家に分類されております。
私が、感じた事は、以下の通りです。地震、噴火、台風又は大雪等は、地球が「生きている」証でもあります。これらによる自然災害の発生は、避けられません。
しかし、それに備えて準備して置けば被害を最小限に抑えられます。でも、漫然とした準備や過信は、反対に被害を大きくします。東日本大震災の被害は、防潮堤への過信かも知れませんし、「想定外」という事を口実にした対応のなさかもしれません。更に、人災たる原発の放射能が被害を甚大にしています。原発がなければ、放射能漏れもなく放射能汚染もなく、復興も今よりは進んでいたでしょう。
 では、今日明日の格言を紹介する事とします。
 格言001:天災は忘れた頃来る。<古今東西防災名言30選>
   寺田寅彦の言葉として超有名ですが、この本に依りますと寺田のどの書籍や文章にも出ていないという事です。門下生の中谷宇吉(「雪博士」として有名)が、ある新聞に寺田氏の言葉として「まさに千石の名言」として紹介したのが始まりの様です。後日(1940年頃)、『朝日新聞』より解説を頼まれた中谷は出典を捜したが見つからずに、寺田の随筆『天災と国防』に同じ様な趣旨の事が書いてある、確かに文章としてはないが寺田の言葉には違いないので、別に嘘を言った訳ではない、と弁明しています。私は、誰が言おうと言うまいとも、名言は名言だと、思います。
 格言04:天災が人災に変わる。<古今東西防災名言30選>
   第74代英国首相のゴードン・ブラウンの言葉です。「3・11」そのものです。
格言012:非常事態となる以前に問題を認識する能力がある事がリーダーの資質の一つである。<古今東西防災名言30選>
   米国の作家アーノルド・グラソーの言葉です。
格言017:思いもよらぬことは起こると思え。<古今東西防災名言30選>
   冒険家・理学博士である西堀栄三郎の言葉です。将に「想定外」です。「絶対無いは絶対無い」「NEVER SAY NEVER.」(正しい意味は「諦めないで!」らしいです。)氏の別の言葉に「石橋をたたけば渡れない」があります。他、名言多数で「西堀語録」とも言われ、教訓集は「西堀カルタ」として世界九か国語に翻訳されています。
 格言023:行動したからといって、いつでも幸福になれる訳ではない。しかし、行動なくして幸福を得るこtはできない。<古今東西防災名言30選>
   英国首相ベンジャミン・デイズレリーの言葉です。「努力しても報われない事もある。しかし、努力しない人は報われる事はない。」は、私小林志光の言葉です。
 (後半に続く。)


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