小林師範の続々指導日記
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2018/02/06(火) 稲盛和夫 『生き方 人間として一番大切なこと』 第5343回
 午前中は、日和空志会大会の準備(各種書類の印刷、謝礼金の封筒印刷及び補助役員の備品)をしました。長女が有給休暇消化という事で、我が家に来ましたので、妻と三人で湘南台のプチ・パピオンにランチに行きました。帰宅して、少し午後は、読書をしました。
 16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、形中心で行いました。19時〜20時45分は、藤沢長後道場(藤沢総合高校体育館)の稽古でした。また「基本形の日」という事で、大畠(克)指導員を講師にして平安四段を行いました。更に、小林志光の指導者向け形講習会も行いました。
 さて、タイトルの件ですが、稲盛和夫氏は、京セラのトップで、KDDIの創立者でトップです。三田工業を京セラミタとして再生し、更に日本航空の会長に無報酬で就任におよそ3分の1に当たる16、000人の従業員をリストラして再生させました。「経営の神様」とも反対に「ブラック企業のボス」とも言われています。まあ、企業をリストラ(再生)するには、相当思い切った事をしなくてはなりませんので、「毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする人物」というところでしょうか。『生き方 人間として一番大切なこと』(サンマーク出版)は、彼の執筆によるものです。
 それでも、何か得るものがあるだろうという事で読んでみました。幾つか紹介します。
 「人生・仕事の結果」については「=考え方×熱意×能力」と考えます。足し算ではなくて掛け算という所がみそです。つまり、三つの要素の一つでも小さい値(小数点以下)であれば、全体の結果が大きく下がります。更に、三つの要素の一つでも0であれば、結果は0です。そして、その中で一番大切なのが「考え方」=「心の在り方や生きる姿勢」という事です。また、「能力」は、多分に先天的な資質を意味しますが、「熱意」というのもは多分に後天的にでも獲得出来るものです。「考え方×熱意×能力」は、重要な順になっています。
 彼は、労働は修行でもあると言っています。修業とは心を磨くものですが宗教的な儀式ではなくて、一つの事を一所懸命行う、それを日々行う、欠かさず行う、そういう精進を通じて、心がか磨かれるというものです。行うべき事を行う、そういう日々が心を磨き、心を強くするという事です。仕事でもそうですが、日常生活(食事、睡眠、挨拶そして運動)もそうだと思います。きちんと日常生活を管理出来る人は、仕事もスポーツ(空手道)の立派な成果を上げる事が出来ます。そして、ラテン語の諺である「仕事の完成よりも仕事をする人の完成」を紹介しています。
私は、「平凡を重ねて非凡となる」という言葉を思い出しました。また、「仕事の完成よりも仕事をする人の完成」という言葉から  「空手道の技の完成よりも空手道をする人の完成」という言葉をも良いのではと思いました。
 確かに、「仕事の完成よりも仕事をする人の完成」という言葉頷ける一面があります。仕事は労働と言い換えられます。労働というのは、人間が自然に働き掛けそこから生きる糧を得ると共に、人間自身が変わって来たという歴史があります。労働こそが人間を作り出したのです。
 他方で、人間の豊かさは、労働時間の短縮=自由な時間というもので測る事が出来ます。リストラを断行した経営トップがそういう言葉を過度に強調すると、やはり「ブラック企業」のトップという事にも成り兼ねません。
 という事で、自分的には「それでも」得る事があったと思っています。


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