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2018/02/14(水)
プロ野球での「投げ込み」是か非か? 第5351回
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世間では、バレンタインデーでした。昨日と今日で、会員の皆様から心温まる「義理チョコ」を頂きました。ありがとうございます! 午前中は、読書をしました。14時15分〜15時15分は、やよい台幼稚園の稽古でした。16時30分〜17時45分は、湘南台カルチャーセンターの稽古でした。19時〜21時は、湘南台公民館の稽古で、審判員実技講習会&組手模擬試合を行いました。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」をしました。 さて、タイトルの件ですが、野球評論家の二宮清純さんがJCOMの「プロ野球中継」というサイトでプロ野球でのキャンプでの「投げ込み」について「投げ込みは投手を伸ばすのか、壊すのか過去の例から見る成功と失敗の分岐点」というタイトルで語っています。 結論を言いますと「成功も失敗もある」「賛否両論」「最終的には個人の判断」というものですが、成功例というのは投げ込みを開始する前の時期(「自主トレ」というものです。)に徹底的に下半身を強化しているという事です。そうすれば、上半身(肩、腕、肘)に頼らない投球が出来るというものです。更に、多く(100球以上)投げていると疲れて来て力が入らない、力を入れない(入れられない)リラックスした投球が出来る様になるという事も上げられています。 反対に、やはり投げ込み(投げすぎ)で肩や肘を痛めた例には「枚挙に暇が」ないともしています。 では、これを道場での稽古で考えるとどうなるでしょうか?野球と空手道では、運動の仕方そのものが違いますので、ダイレクトには言えません。空手道では、良く言われるのが上半身では肩と肘の痛み、下半身では膝の痛み、脛(すね)、足首や踵の痛みです。突いたり蹴ったり踏み込んだりしていますので、上記の部位に大きな負担が、一挙にあるいは継続的にかかります。 当道場は、小学生や中学生が多いので、丁度成長期と相俟って、成長痛とかシンスプリントの様なものを発症する人もいます。 競技志向が強く多くの試合に出る選手は、やはり意欲的に稽古します。1回の稽古時間内での密度も濃いですし1週間当たりの稽古回数も多くなります。やはり、故障までは行きませんが、故障手前とか膝が痛いという症状を持つ人もいます。 プロ野球での投げ込みについては、「成功も失敗もある」「賛否両論」「最終的には個人の判断」というのは、プロである事、大人である事から妥当性があるといういうか致し方ないとは思うのですが、将来がある子供達を指導しています私たちにとっては、そういう訳には行かないと思います。 将来的に空手道を続けるも他のスポーツに行うのも良しですが、いずれにしろしっかりした体で続ける事が必要です。その為には、指導者として将来を見据えた考え方で指導をして行かなくてはならないと思います。 では、何が出来るのでしょうか?どうしたら良いのでしょうか?一つは、クーリングダウン(クールダウン)をしっかりと行う事です。最低15分は取りたいです。その時間で形は5回以上、打ち込みは30本位出来るでしょうが、長い目で見ればしっかりクーリングダウンを行うのが大切です。また、下半身やインナーマッスルを鍛える事も大切です。その為のトレーニングも過度にならない様に行うのが不可欠です。これも、例えば「アクテイブ・チャイルド・プログラム」の様に、ちょっと遊び心を交えた方法を取り入れる事も大切だと思います。 また、違和感や異常があれば、素人判断をしないで整形外科医の診察を受ける事を推奨するもの必要です。 「大見え切った」割りには、大した事は書いていませんが、運動は適度に行えば健康維持の為に良い事もありますが、過度に行えば弊害がある事、その弊害を少なくする為には指導者の考えと行動(指導)が大切な事を再認識しました。
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