小林師範の続々指導日記
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2018/12/28(金) ユネスコ無形文化遺産(2/2) 第5637回
 モーニングヨガに行きました。その後、道場生が参加しております「jr 日本」の合宿に「陣中見舞い」に行きました。

 さて、タイトルの件ですが、協同組合の登録については、ドイツからの申請に基づき、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、2016年11月30日、エチオピアのアディスアベバで開催された無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会において、「協同組合において共通の利益を形にするという思想と実践」のユネスコ無形文化遺産への登録を決定し、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(代表一覧表)」されました。

 決定にあたってユネスコは、協同組合を「共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織であり、雇用の創出や高齢者支援から都市の活性化や再生可能エネルギープロジェクトまで、さまざまな社会的な問題への創意工夫あふれる解決策を編み出している」としています。
 協同組合は、人々の自治的な組織であり、自発的に手を結んだ人びとが、共同で所有し民主的に管理する事業体を通じて、共通の経済的、社会的、文化的なニーズと願いをかなえることを目的とした組織です。
 19世紀に英国やドイツ等の各国で生まれた協同組合の思想と実践は、全世界に広がり、現在は、世界100か国以上で10億人の組合員が協同組合に参加しています。
 日本には農林漁業協同組合、労働者協同組合、労働金庫等の様々な協同組合があります。私が勤めていました、生活協同組合(略称:生協)も数ある協同組合の一つです。
 登録に当たり、日本の生活協同組合のナショナルセンターである日本生活協同組合連合会(日本生協連)は、「協同組合の無形文化遺産への登録を喜びを持って受け止めるとともに、今後も世界の協同組合の仲間と連帯しながら、日本において協同組合の思想と実践をさらに発展させ、よりよい社会づくりに貢献してまいります」と声明を出しています。

 今、「新自由主義」という名の「弱肉強食」を正当化し推進する思想が世界的に「流行」し、持て囃されています。しかし、それは弱者切り捨て、貧富の差の拡大となっています。今の政権がそれを体現している様に思います。「今だけ!金だけ!!自分だけ!!!」の時代風潮になっています。
 ちょっと、関連すると思いますが、先日の「下町ロケット」の最終回で主人公が「個人と個人、組織と組織、会社と会社の勝ち負けではなくて、その先のこのトラクターを使う農家の皆さんの利益を最優先しましょう。」という風な趣旨の言葉を発していました。同感です。
 協同組合は「一人は万人のために、万人は一人のために」という事をモットーとしています。この思想がー敢えていいますがー「新自由主義」の悪弊を打破するものだと思っています。


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