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2018/01/29(月)
拘りシリーズ(その2:「○名」か「○人」か 第5335回
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今日は、母親宅に電話しましたら「買い物は金曜日の○○(私の妹)が来て、一緒にしたのでないものはない。来なくて良い。」という事でしたので、自宅ゆったりしました。 17時〜18時15分は、横浜道場(新橋コミハ&ケアプラザ)の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を組手中心で行いました。他道場からの参加もありました。 さて、タイトルの件ですが、今日は「○名」と「○人」の使い分けです。幾つか解説がありました。 (転載開始) 量的に把握するだけでよい場合、何【人】 「人」=【単純に人数を数える場合】 例:「私は弟が2人います」 個別の人の属性まで把握する場合に何【名】 改まった場面(格式張った場面)でよく使われるのが【名】 「名」=【改まった表現をする場合、定員・定数のある場合】 例:「何名様・百名様」 例:「定員○○名」 (転載終了) 更に、こんなものもあります。 (転載開始) 語感的には「人」の方が「名」より口語的になります。 接客場面では口語のニュアンスのある「人」を避け「名」が好まれます。 例えばレストランで、「何名様ですか?」と聞かれたら、「10人です」と答えるのが基本。 お店などでは「人」の場合は「お二人さま」と丁寧さを強調するために「お」が必要であるが、「名」にはすでに敬意は含まれているので「お」や「ご」など付ける必要はなく客の方が、「10名です」と答えたら、自分たちのことに丁寧な言葉を使うので、これも変です。 (転載終了) 更に面白い解説です。 (転載開始) 「三人三様」、「十人十色」とは言いますが、「三名三様」、「十名十色」とは言いません。これは一見単なる慣用の問題に過ぎないとも思えますが、次のような見方も出来ると思います。 ・10人・・・10人を個性の集まりとして捉える感が強い ・10名・・・10人の人間をワンセットで捉えている感が強い また、私の手許の国語辞典で引くと、 「○名」 人数を数えることば 「○人」 人を数えることば という微妙な違いがあります。恐らくその背景には、次のような見方があったのではないかと想像します。 前者は単なる人間用の助数詞、すなわち「10個」や「10回」と基本的に変わるところがなく、これに対し後者は単に機械的に数を表すだけに留まらないニュアンス(例えば個人の存在感)を含む。もっとも、そういう見方が出来るのはせいぜい10人までで、数がそれ以上になった場合は最早「名」と「人」の区別を見出すことは困難でしょう。なお、GOO辞書(大辞林)には「名」の方がより丁寧な表現であると書かれていますが、この説明はちょっと怪しいと思います。有名な堀部安兵衛の「高田馬場の十八人斬り」を「十八名斬り」に言い替えたところで、いささかも丁寧になった感じは受けません。 (転載開始) で、小林は、どういう考えだ?とのご質問があると思いますが、こちらはGOO辞書(大辞林)の「○名」がより丁寧であるという考えを採用して、「○名」を使用しています。こちらは、見直しをしません。
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