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2018/01/19(金)
良い指導・良い指導者(その4) 第5325回
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午前中は、読書をしました。 14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。本来ならば組手中心ですが、2名しかいない部員のうち1名がインフルエンザで、もう一人が体調不良という事で、稽古は中止でした。19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。 さて、タイトルの件ですが、表4では「指導者に求められる能力」として、以下のものが挙げられています。 (1)状況判断力(危険やリスクを判断する能力=意思決定力) (2)問題解決能力(トラブルを解決する能力) (3)創造的思考力 (4)批判的思考力 (5)効果的なコミュニケーション能力 (6)対人関係を構築し維持する能力 (7)自己認識力(現在のじぶんの力量をしっかり認識できる能力) (8)相手や他の人と共感する能力 (9)感情を制御する能力(アンガーマネジメント力) (10)緊張とストレスに対処できる能力 これらの能力に加えて 「フェアプレーの精神・スポーツパーソンシップ(注1)を教える事ができる能力」です。 (4)「批判的思考力」というのがあります。これは、選手や他の人を批判するという事でないと思います。あらゆる事を批判的に考えるという事です。それは、現在の練習方法や練習体系は、これで良いのか?自分の持っている知識はこれで良いのか?自分の指導はこれで良いのか?と常に批判的に見るという事です。それは、現状に甘んじないという事でもあると思います。自分を批判的に見るという事も重要です。これは、自分を客観視するとか他人化して見るという事でして、(7)自己認識力とも通じています。 これらの能力は潜在的なものです。スポーツのあらゆる場面で発揮されなくてなりません。これらの能力が具体的に発揮されますとスポーツ指導者の力量となると考えています。そして、これらの能力はスポーツの指導者としてだけでなく、社会(学校、地域及び会社等)でも、必要な能力です。更に言えば、指導者という事だけではなくて、人としても大切な能力だと思います。 注1 「スポーツマンシップ」というのが今までの用法ですが、女性もいる訳ですので「マン」ではなくて「パーソン」としています。組手競技の得点基準の「スポーツマンらしい態度」も「スポーツパーソンらしい態度」としなくてはいけないでしょうね。 これで思い出しましたが、ある女性解放会議の討論会で、議長を慣例で「チェアマン」と呼んでいたらしいのですが、途中で「それは可笑しい」という事になり「チェアパーソン」と変えたというのが、何時の事やら何処での会議やらは忘れてしまいましたが、私の記憶にあります。 それと主題とは全く関係ないのですが、「男らしく」とか「女らしく」というのは、私は好みません。「女の腐ったの」というのも嫌です。「男なのに泣くな」と言われても、痛かったり悲しかったりしたら泣くのは、男でも女でも関係ないと思います。(本当に横道にそれました。)
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