小林師範の続々指導日記
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2018/01/17(水) 良い指導・良い指導者(その3) 第5323回
 11時30分〜12時30分は、やよい台幼稚園の稽古でした。参加した指導者とランチ会をしました。16時30分〜17時45分は、湘南台カルチャーセンターの稽古でした。19時〜21時は、湘南台公民館体育室Bの稽古でした。久しぶりにY指導員が参加しました。顔には出しませんでしたが、やはり嬉しいですね。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」でした。
今日は、阪神淡路大震災から、23年目です。
 さて、タイトルの件ですが、表3では「良いスポーツ指導に求められる指導者の力量」として、以下のものが挙げられています。(注1)
(1)実現できる具体的な行動目標や練習内容の設定
(2)優れた練習材(練習教材)の開発
(3)徹底した練習手順の確認と練習教材の解釈
(4)練習スタイル・練習形態の選択
(5)肯定的な人間関係行動や情意行動を生み出す指導方法(指導方略)(注1)
(6)指導場面での指導者の情熱的で適切な選手との交互作用
(7)スムーズな練習を生み出すマネジメントスキル
 個々の項目については、その通りだと思います。そして、個々の項目について、解釈や自分の考えを言うつもりはありません。
ただ、これらを実際に行うには、指導者の知識や経験や能力が不可欠です。その為には、指導者は、常に学ぶという事が重要です。「学ぶ」には、新しい知識を得る「学習」の他に、失敗や成功からも学ぶという事を含みます。
また、経験を積み重ねると共に、その経験から一般的に妥当で合理的な方法を導き出す事も大切です。
 これらを実際に行うには、更に、指導者だけでなく対象の選手・チームの他にサポートするの指導者やスタッフ、更には家族の支えが不可欠です。「指導者の力量」というのは、そういう全体の協力があって初めて発揮されるものですし、指導者というのはそういうものを統括する「力量」が必要なのだと思います。

注1 「力量」
JISやISO(日本語訳)では「明確に示された知識と専門性を発揮する能力」となっています。では、「能力」(後日紹介します「表4」では「能力」が使用されています。)はどうなんでしょうか?JISやISO(日本語訳)では、明確に定義されていない様に思います。
 で、私なりの解釈で言えば、「力量」は実際に発揮されたもの又は「能力」が発現したもの、結果という風に理解しております。能力とは、潜在的な力や資質という風に理解しています。能力が発現したものが力量という解釈です。合っているのかな?

注2 指導方略又は教授方略
教授目標を達成するために、どのような学習環境を整え、どのような働きかけをするかについての構成要素と手順の計画(処方せん)を言います。。
 教材や授業の計画を立てる過程では、教授目標を定め、学習者特性を洗い出した後、学習課題の特徴にふさわしい方法(教授方略)を選択し、その後に教材開発、あるいは授業の指導過程の細案作成に進む。教授方略は、教授理論についての研究成果を蓄積する基本的な単位であり、一般的には「◯◯のような学習課題を、◯◯のような学習者に教えるためには、◯◯のような指導(教授)方略を採用するのがよい」という形で記述されます。教材や授業をデザインする際には、これまでに蓄積・整理されてきた教授方略を参照することによって、より効果的で効率が良く、魅力的な学習活動が提案できます。
 方略という用語は、戦争の戦略、あるいは技という意味を持つ古代ギリシャ語Strategiaに由来しています。原意のまま「教授(指導)戦略」と訳される場合もありますが、敵対的な状況を示唆せずに、計画的で意図的、あるいは目的指向的な意味を強調する方略という語が多く使われています。教授方略を実現するための、より具体的な教授方法のことを特に教授方策(方術)tacticsと呼んで区別する場合もあります。
  Strategia = 戦略 (広く長い)
  Tactics  = 戦術 (狭く短い)
  Battle  = 戦闘 (戦いのその場面)
大学教授である筆者の特徴が出ている用語方法だと思いました。


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