小林師範の続々指導日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2017年9月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の絵日記ダイジェスト
2021/03/07 ブログを移行しました
2021/03/06 ブログを移行しました
2021/03/05 ブログを移行しました
2021/03/04 ブログを移行しました
2021/03/03 ブログを移行しました

直接移動: 20213 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2017/09/25(月) 『運動指導の心理学』(その16:「FBによる指導」その5:「内的・外的FB」)
 母親宅に行き、買い物等をしました。17時〜18時15分は、横浜道場(新橋コミュニテイハウス&ケアハウス)の幼年等の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常の稽古を組手中心で行いました。他道場からも参加がありました。
 さて、タイトルの件ですが、「内在的フィードバック」と「付加的フィードバック」をいうのを紹介しましたが(P55)、今日のフィードバックは「内的フィードバック」と「外的フィードバック」ということで、ちょっと違います。(P61〜)
<このブログでは、タイトルは40文字以内となっております。「フィードバック」を使用しますと40文字を超える場合がありますので、状況に応じてタイトルでは「FB」も使用します。>
 「内的フィードバック」というのは「感覚情報が筋運動感覚のように体内から」のものを言います。「外的フィードバック」は、「感覚情報が視覚や聴覚などの体の外から」のものを言います。
 内的フィードバック=筋運動感覚というのは、平衡感覚を含む身体の姿勢や位置や運動の緊張を感じ取る働きのことです。外的フィードバックは、投げたり打ったりしたボールがどのように飛んで行ったか(視覚)とか跳び箱で踏み切った時にどんな音がしたか(聴覚)等のことです。どのような運動でも両方の感覚が必要ですが、運動の種類により、どちらがより重要な情報であるか、反対に重要ではない情報であるかが違ってきます。
 更に、この二つの概念に密接に関係する運動技能の種類(概念)に「クローズドスキル」と「オープンスキル」というものがあります。「クローズドスキル」というのは、「安定した環境の中で行われる運動」を言います。運動例としては、常に一定に保たれる競技場で行われる陸上競技や水泳、体操等です。空手で言えば、形競技がそうですね。
 「オープンスキル」というのは、「時々刻々と変化する不安定な環境の中で行われる運動」です。例で言えば、ボールの位置が変化する球技や相手と対峙する柔剣道等です。空手で言えば、組手競技がそうですね。
 実は、このような二分法は、今では有る意味で否定されています。実際の運動は、この両方の混合でして、「非常にクローズドな要素が多い運動」から「非常にオープンな要素が多い運動」と言う風になり、オープンとクローズの連続や繰り返しとしてとらえられています。そうしますと、オープンとクローズとの区分も、外的な環境よりも、運動の手掛かりとなる外的な感覚情報の安定性に着目した分類ということになります。(P63)今回は、紹介で終わります。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.