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2017/08/22(火)
『図解 脳に悪い7つの習慣』(その12・最後) 第5175日回
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今日の午前中は、ゆったり読書をしました。午後も、藤沢総合高校空手道部は、夏休みで稽古なしで、ゆったり読書をしました。19時〜21時は、藤沢長後道場(長後公民館ホール他)の稽古でした。21時〜21時45分は、同公民館ホールで自主稽古でした。 さて、今日は本当に最終回です。第7章の最後の「人をほめると脳が喜ぶ」とコラムの「『違いを認めて、共に生きる』ということ」です。 「人をほめると脳が喜ぶ」ですが、率直に申しまして、他人を叱ったり怒ったりしているよりも他人を褒めていた方が、気分的には楽ですし幸せです。 そして、コミュニケーションをスムーズにするのは、必ず相手を見て「自分も嬉しい」という気持ちを伝える事です。その為には、 (1)相手の事を素直に認めて褒める (2)うれしそうに思い切り褒める (3)相手の方を見て笑顔で褒める (4)具体的に褒める (5)人前で力強く褒める(反対に、人前では叱ったり怒ったりしない) これで、褒める人も褒められる人も、自己報酬神経群を活性化させ、共に思考力が高まります。さあ、実行しましょう! 次(そして最後)は、コラムの「『違いを認めて、共に生きる』ということ」です。以下は、要約です。 近年、行き過ぎた成果主義の台頭で「勝ち組」とか「負け組」という言葉が使われています。トップアスリートが競うスポーツの世界では勝つ事を目指すべきですし、人生でここぞという時に勝負を掛けなくてはいけない場面もあります。しかし、一般社会では、「勝つ」ことは、相手を無視する、他人に協力せずに自分だけを大切に繋がる傾向もあります。(小林志光:私は、「勝つ」事を目指すのが、一律にそういう事に陥るとは思っていませんが、そういう事は絶対ないとは断言できません。筆者も「繋がる傾向もある」と曖昧な表現をしています。) 「勝つ事」だけに拘るのは、貢献心をなくし思考力を落とし、人と人とのコミュニケーションを阻む事にもなります。 成果主義は、短期的な利益を追いがちである事も問題です。効率化を進めるとマニュアル化が進み、社会全体で見た場合に「自分で考える力」を持った人が少なくなります。長期的な視野で成果を考えるのが理想ですが、実態は理想通りには、行きません。そこで、「何のために」を一人一人が考え、そこに価値が感じられる事が必要です。 最後に、脳は本来、「違いを認めて、共に生きる事」を望んでいる事をお伝えしておきます。脳は、「生きたい」、「知りたい」及び「仲間になりたい」という本能に根差して存在します。(小林志光:多分、それは人類が仲間と共同・協同して食べる物を得、助け合い協力しあって困難を乗り越えて来たと言う歴史に由来するものと思います。)ですので、人の脳(人間)は、自分と違う人を拒絶する事、自分さえ良ければという事を、本質的には求めていないのです。 人に興味を持ち、好きになり、心を伝え合い、支え合って生きて行く、「違いを認めて、共に生きる」事こそ、脳(人間)が望んでいるという事をどうか心に留めておいてください、と筆者はまとめています。以上がコラムの要約です。 なお、連載の文章が、引用なのか(筆者の見解なのか)それとも小林志光の意見なのか時々ごちゃごちゃになっている様に思われるかも知れません。でも、今回はそれでも構わないと思いますーお読みになった皆さんが「良い」と思う事を実行し、何がしかの助けになれれば幸いです。という事で、連載を終わります。是非、本書をご自身でお読み頂きます様にお願い致します。 * 写真は、本文とは全く関係ありません。ある先生が全中の後に帰路で石和温泉(いさわおんぜん)に立ち寄り、「花火に後ろ髪惹かれて、連泊」したという、その花火に写真です。
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