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2017/08/18(金)
『図解 脳に悪い7つの習慣』(その9) 第5171日回
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今日から、全国中学生大会(山梨県)です。西谷中学校経由で志空会から女子個人形に出場します。私は、審判員で参加します。という事で、ブログを「先取り」で更新して置きます。 さて、タイトルの件ですが、今日は第5章の続きです。 「『だいたい覚えた』で止めてはいけない」ですが、「たいたいでいいや」というのは、「自己報酬神経群」の働きを阻害するという事です。そのため、記憶を強くするための思考がしっかり働かないという事になります。 「完璧に覚えた」という事は、「他人にキチンと説明出来る」とか「3日経っても覚えた事を言える」で判断しなさいと書かれています。 「知っている」と「理解している」とは、別の事だと言われています。「知っている」とは、知識としては持っているという事ですが、「理解している」とは、他人に(論理的に)説明出来て且つ自分が応用出来るという事です。そういう意味で「完璧に覚えた」という言葉を理解しております。 さて、人に説明する場合には、理解、思考及び記憶の過程を追って確かめる事になり、記憶が強化されます。自分の経験では、自分が現役だった頃は、基本形は新しいのを覚えると前のを忘れる(細かい部分を忘れる)という状況だったのですが、自分が教え出すと(多分勉強するという事もあるとは思うのですが)、細かい所までしっかり覚えています。先の思考過程を経ているので、憶えているという事に合点が行きます。 指導者には、例えば基本形の講師をして貰っていますが、これは講師になると勉強せざるを得ない、つまり勉強する事を「自ら主体的に取り組む」という事になります。当然ですが、指導者は、学ばなくてはなりません!で、更に、教える事により指導者自身もしっかり、記憶するという利点がある事が分かりましたので、この辺りも強調しならが、更に指導者に指導する事(教える事)を、指導して行きたいと思います。 また、「覚えてから3日後にテスト」というのは、前に書いた通り、人間は3〜4日で記憶が消えるという事から導き出される事です。という事は、学校の試験で記憶力を要する学科は、いわゆる「一夜漬け」が良いという事になりそうです。まあ、その場限りの試験対策という意味では有効かも知れませんが、長い目で見れば「その場しのぎ」という事になってしまいますので、私としてはお奨めしません。 コラムは「体験記憶の落とし穴」です。失敗体験は、それを避けようとし、成功体験は何度もそれに従おうとするのは、ある意味危険な事もあります。「パラダイム」等に成り兼ねません。「成功体験に縛られていないか」とか「失敗の経験によって、チャレンジする勇気を失っていないか」という事を考えて、(それらの体験を否定するという事ではありませんが:小林志光)「時には体験記憶から意識的に離れるといスタンスが持つ事が重要」という事になります。
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