小林師範の続々指導日記
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2017/08/14(月) 『図解 脳に悪い7つの習慣』(その5) 第5167日回
「夏休み」という事で、午前中は、ゆったり読書をしました。午後は、娘のMと実家(恩田)のお墓参りに行きました。そのまま、母親宅に行き、娘も交えてあらこれと話をしました。
さて、タイトルの件ですが、今日は第3章です。タイトルは「言われたことをコツコツやる」(事は悪い習慣)というもので、「コツコツやるのはダメ」は驚愕です!
内容ですが、「脳は『ごほうび』がないと、うまく働かない」、「『できた』と考えると思考力が落ちる」、「『無理かもしれない』と考えるのはNG」、「『コツコツやる』態度は達成感を落とす」、「『がんばります』では力を発揮できない」、「上司や先生に素直に従うな」及び「大事な場面ではリラックスするな」です。コラムは「子どもや部下の『脳力』をアップさせるには」です。
「『コツコツやる』態度は達成感を落とす」及び「上司や先生に素直に従うな」は、驚愕の具体的な内容という事です。また、「『がんばります』では力を発揮できない」というのは、私的には理解出来る言葉で、生徒には「『頑張る』というのは素晴らしい事だよ。でも、どういう風に頑張るのかが分からないと頑張りようがないよね?また、試合の目標でも『頑張ります』では、結果が第五位だった場合に、あなたは『頑張った』と思うかも知れませんが、私は『頑張ったというのは優勝だ!』と言うかも知れません。だから、数字で、例えば第五位とか優勝とか目標を出せば、結果を見た時にあなたも私も納得するでしょう。」と話しています。
「ダイナミック・センター・コア」の前に位置して、情報伝達の為に前頭前野と線状体を繋げている「自己報酬神経群」があり、自分自身に対する報酬=ごほうびが与えられる事により機能する神経細胞群があります。この「自己報酬神経群」が機能しませんと、脳は思考力を十分に発揮出来ずに、考えや心や記憶力が生まれにくくなります。「ごほうび」ですが、これは「ごほうび」に対する期待感であり、「得られた」という結果ではありません。つまり「ごほうびが貰えそうだから頑張ろう」という事になり、また「ごほうびを得る為に頑張ろう」という主体性があって、自己報酬神経群も働くのです。「ごほうび」(への期待)があると思考力や記憶力が向上し、達成感や貢献感が向上します。この辺りは、「内発的動機付け」と深く関わっていると感じました。
また、「出来た」とか「もう少しで出来る」思うと「自己報酬神経群」が働かなくなり、脳への血液量が減少してしまうという事です。「百里の道は、九十九里を以って半ばとする。」という言葉がありますが、これを、脳の機能の面から考えても大変重要な事だと思いました。(続く)


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