小林師範の続々指導日記
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2017/05/19(金) 『ソクラテスの弁明』の「無知の知」(その2=最後) 第5080回
午前中は、「六会小学校体育施設市民利用団体代表者会議」に参加しました。また、そのまま6月4日開催の県連級位段位審査会の藤沢市連への申込みをしました。大会申込みについては、5月26日(金)締めで7月29日(土)の日本武道館錬成大会があります。更に、7月17日(月/祝)開催の県武道錬成大会の案内が、程なく来ると思います。これで、春〜夏又は2017年前半の大会関係の申込みが終了します。結構、色々な大会に参加しているせいか、この半年余り大会申込について何か慌ただしいかったです。
 14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、組手中心で行いました。そうそう、1年生女子が1名部員となりました。順調に行けば、来年―再来年と部が存続出来ます。(笑)19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。体験入門者が1組2名ありました。
 さて、タイトルの件ですが、昨日の続きです。
 ソクラテスは、プラトンが著した『ソクラテスの弁明』の中で、「無知の知」と告発され裁判に掛けられて理由を、次の様に述べています。(概略:小林志光)
(概略開始)
自分が他の人より知識があると言われているが、決してそういう事はない。ただ、自分は知らない事を知らないと知っているだけである。本当の事、真実を知りたいと思っているという事、これだけである。しかるに、アテネで知識がある人々を訪ねて色々な事を質問して行くと結局知らない事をさも知っている様にしている、その事を指摘して明らかにした。そこで、その人達の不興を買った。こうして私が裁判に掛けられているのも、それが理由の一つである。
(概略終了)
まず、知らない事は知らないと認識する事、ここから真の認識が始まるという事は、大切だと思います。但し、ソクラテスがその真の認識について明らかにした訳ではありません。それは、プラトンーアリストテレスという偉大な真の弟子達に託されました。彼らは、師の残した課題を受け止め、師を超えて行きました。ですので、彼らは「偉大な」であり「真の」弟子なのです。
 さて、私が読んだのは新潮文庫版でこれには、『ソークラテースの弁明』、『クリトーン』及び『パイドーン』が収録されていまして、これらは、ソクラテスの裁判、有罪判決が下り投獄されている日及び処刑(服毒)の当日の事が書かれています。この間を網羅する三作(三部作)が収録されていますので、お奨めです。但し、『パイドーン』については、霊魂の不滅等プラトンに引き付けたソクラテス解釈だと感じました。
ちなみに、「ソクラテス」をこの本は「ソークラテース」と長く伸ばしていますので、私の記憶とは違い、最初違和感がありました。でも、慣れてしまえはどうって事はなくなりました。
息子のRが私の読んでいる本を見て、「あれソークラテースなの?ソクラテスじゃないの?どこの人?」という事でしたので、大学の理科系を卒業した人間には、その程度(名前は知っているけれども「どこの人?」)の知識なのかも知れません。(笑)


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