小林師範の続々指導日記
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2017/04/03(月) 教育勅語の廃止について 第5034回目
今日は、早起き(6時位)して、空手道の事務処理をしました。処理はスムーズに進みましたが、相手が携帯電話やスマフォのメールの場合と一斉同報は、その時間帯は送れませんので、保存にしておいて7時半過ぎに送りました。朝食を取って、少し読書をして、12時からは、母親宅に行き、買い物等をしました。17時〜18時15分は、横浜道場(新橋コミニュテイハウス&ケアプラザ)の幼年等の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を組手中心で行いました。他道場からも参加がありました。
 さて、タイトルの件ですが、政府が今、教育勅語を教育に使用するのは差支えないとしています。また、内容には親孝行等をすべしという様な道徳的な内容も含まれていると評価する向きもあります。
 しかし、教育勅語は、1948年6月19日に、衆議院では「教育勅語等排除に関する決議」として、参議院では、「教育勅語等の失効確認に関する決議」として、廃止が明確になっているのは歴史的事実です。
(衆議院の決議引用開始)
教育勅語等排除に関する決議(1948年6月19日衆議院決議)
 民主平和国家として世界史的建設途上にあるわが国の現実は、その精神内容において未だ決定的な民主化を確認するを得ないのは遺憾である。これが徹底に最も緊要なことは教育基本法に則り、教育の改新と振興とをはかることにある。しかるに既に過去の文書となっている教育勅語並びに陸海軍軍人に賜わりたる勅諭その他の教育に関する諸詔勅、今日もなお国民道徳の指導原理としての性格を持続しているかの如く誤解されるのは、従来の行政上の措置が不十分であったがためである。
 思うに、これらの詔勅の根本的理念が主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ国際信義に対して疑点を残すものとなる。よって憲法第98条の本旨に従い、ここに衆議院は院議を以て、これらの詔勅を排除し、その指導原理的性格を認めないことを宣言する。政府は直ちにこれらの謄本を回収し、排除の措置を完了すべきである。右決議する。
(引用終了)
次は、参議院のものです。
(参議院決議引用開始)
育勅語等の失効確認に関する決議 (1948年6月19日参議院決議)
 われらは、さきに日本国憲法の人類普遍の原理に則り、教育基本法を制定して、わが国家及びわが民族を中心とする教育の誤りを徹底的に払拭し、真理と平和とを希求する人間を育成する民主主義的教育理念をおごそかに宣明した。その結果として、教育勅語は、軍人に賜はりたる勅諭、戊申詔書、青少年学徒に賜はりたる勅語その他の諸詔勅とともに、既に廃止せられその効力を失つている。
 しかし教育勅語等が、あるいは従来の如き効力を今日なお保有するかの疑いを懐く者あるをおもんばかり、われらはとくに、それらが既に効力を失つている事実を明確にするとともに、政府をして教育勅語その他の諸詔勅の謄本をもれなく回収せしめる。
 われらはここに、教育の真の権威の確立と国民道徳の振興のために、全国民が一致して教育基本法の明示する新教育理念の普及徹底に努力をいたすべきことを期する。
 右決議する。
(引用終了)
 二つの決議で明らかな様に、個々の文章や文面云々ではなくて、教育勅語そのものが「主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ国際信義に対して疑点を残すもの」なのです。
 それをまず確認すべきなのです。


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