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2017/11/05(日)
『運動指導の心理学』(42:モチベーションの心理:やる気になるきっかけその1)
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午前中は、読書と蔵書のスキャンをしました。13時〜19時は、「強化稽古」(六会公民館ホール)でした。 さて、今日はコラムの9「やる気になるきっかけ、やる気をなくすきっかけ」(P127)です。大変参考になります。 但し、これは全国大会に出場し第三位までに入賞した中学生を対象(約500名)にしておりますので、相当に「頑張っている子供達」ということも考慮して下さい。区分は、@ 男子小学生時代 A 女子小学生時代 B 男子中学生時代 C 女子中学生時代 となっています。 まず、やる気になる一番の理由は、ライバルの存在です。「ライバルだけには負けたくないと思った」が全ての区分で第1位となっています。 第2位、男子は、小学生時代及び中学生時代とも「記録が向上したり、プレーがうまく出来るようになったので」です。女子の第2は、小学生時代で「将来良いスポーツ指導者になりたいと思ったので」で、中学生時代は「ライバルと互いに競争することのよって、うまくなれると思ったので」です。 第3位は、男子小学生時代は「ライバルと互いに競争することによって、うまくなれると思ったので」、男子中学生時代は「他のスポーツにない、そのスポーツだけが持つ楽しさを味わいたくて」となっています。女子小学生時代は「チームメイトと心が通じあい、一体となった感じがしたので」 第4位は、男子小学生時代が「健康や体力づくりに役立つと感じたので」、男子中学生時代が「自分がどこまでやれるか可能性を試したいと思ったから」、女子小学生時代が「指導者から認められ、ほめられたので」、女子中学生時代が「自分がどこまでやれるか可能性を試したいと思ったから」です。 第5位は、男子小学生時代が「チームメイトと心が通じあい、一体となった感じがしたので」、男子中学生時代が「「ライバルと互いに競争することのよって、うまくなれると思ったので」、女子小学生時代が「あこがれていた有名選手のように良いプレーがしたくて」、女子中学生時代が「友達の温かい励ましを受けたので」となっています。 感じた事は、重要なのは「ライバルの存在」ですね。ライバルは競争相手で勝ち負けを意識する相手ですが、励ましあう相手でもある訳ですね。私も、子供達に「ライバルを持つように」と言う事がありますし、自分の道場にいなければ他の道場で「勝手ライバル」を作るように言う事もあります。私は「勝手ライバル」を、いつでも持っています。
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