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2017/11/24(金)
『運動指導の心理学』(61:目標設定と目標志向性その5)
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午前中は、ゆったりしました。14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、組手中心で行いました。19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。仕事が一段落付いたという事で久しぶりにY指導員も参加して、気合が入った稽古が出来ました。 さて、タイトルの件ですが、今回は、「目標設定の効果」です。(P171)それらは、4点にまとめられています。 @ 動機付け、特に内発的動機付けを増大させるー目標を設定することのよって練習への動機付けが高まるだけでなく、目標を達成して能力が向上して行くことを実感することにより、自己決定と有能感が得られる内発的動機付けを増すことが出来ます。 A 練習の質を高めるー目標設定ではどの様な練習方法があるかを研究したり自分で創意工夫したりする事が求められます。また、それらの練習方法が常に目標との関係で効果的かどうかが評価されます。そのために、「言われたからやる」と言って受動的な練習態度や、マンネリの練習等の非効率的な練習がなくなり、無駄のない中身の濃い練習になります。 B パフォーマンスを効率的に向上させるー動機付けが高まり、練習の質が向上する事によってパフォーマンスを効率的に向上させる事が可能になります。目標設定を実行している選手の方が、していない選手より競技成績が高く、スポーツに対する満足感も高いという報告があるそうです。 C 自立的な選手・学習者を育てるー目標を設定しますと、そのための練習方法を工夫したり研究したり、その結果を評価するというサイクルを繰り返しますので、その過程で様々な専門知識を習得する事が出来ます。また、努力して目標をクリアーしていく経験は有能感や自信を高めます。そういう事が、高い専門性を持った自立性を持った選手へと成長してゆくと考えられています。 さらに体育の授業では「めあて学習」というのがあり、自ら問題を見つけ自ら解決していく自己学習能力や「生きる力」を育てる有力な方法と言われています。
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