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2017/11/17(金)
『運動指導の心理学』(54:運動好き・運動嫌いと性格形成その4)
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午前は、ゆったりと蔵書のスキャンや読書をしました。14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。 19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。私は、藤沢市スポーツ少年団の会議の為、稽古は不参加でした。 さて、タイトルの件ですが、今回は、「運動嫌い」(その1)です。(P154)運動嫌いになるきっかけは、筆者の調査によりますと「恐怖に関するもの」、「能力に関するもの」及び「汎化に関するもの」が上げられます。 「恐怖に関するもの」は、例えば「水泳でおぼれかけた」とか「球技で突き指をした」とか「隣で鉄棒をしていた人が落下して顔面血だらけになったのを見た」というようなものです。これは「苦痛回避動機」とともに、痛い思いをするのではないかという情緒も大きく関係しているという事です。 能力に関するものは、「泳げるように頑張ったが、自分だけが泳げなかった」とか「かけっこでいつもビリだった」とか「何回練習しても逆上がりが出来なかった」という様なもので、有能感が得られないよりももっと強く無力感とともに恥ずかしいとか惨めと言った情緒も生起しているという事です。 汎化というのは、もともとは条件付けに関する言葉で、ある刺激に条件付けられた反応が、その刺激だけでなくそれと良く似た刺激に対しても同じ反応を起こす事を意味しています。例えば、「体育の先生が嫌いで体育が嫌いになった」とか「体育の授業の徒競争でいつもビリになっていてそのうちに体育が嫌いになった」とか「ドッジボールでボールが激しく顔に当たったり突き指をしているうちにボール恐怖症になり球技そのものが嫌いになった」等です。
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