小林師範の続々指導日記
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2017/11/13(月) 『運動指導の心理学』(50:モチベーションの心理:内発的動機付けその7)
 「定例」の母親宅訪問ですが、先週の金曜日に行きましたので、今日は行きませんでした。17時〜18時15分は、横浜道場(新橋コミハ&ケアプラザ)の幼年等の稽古でした。18時45分から20時45分は、同所で通常稽古を組手中心で行いました。他の団体からも参加がありました。
さて、タイトルの件ですが、今回は、「コラム10」で「外的報酬と内発的動機づけ」です。(P141)。デジという学者は「全ての外的報酬は制御的側面と情報的側面がある」という命題(認知的評価理論)を打ち出しました。
 例えば「褒める」という事は、指導者から言えば、もっと練習する様に、もっと全力を出す様にと選手の行動を制御しよう強化しようとするために与えます。反対に選手の側では、そういう報酬(褒められるという事)をより多く得ようという行動を取ろうとします。これを、「報酬の制御的側面」と言います。
 また、それらの報酬は、自分が従事した行動が自己決定的で有能であったという情報をもたらします。これを「報酬の情報的側面」と言います。
 金銭や賞賛等の外的報酬付けは、一般的には制御的側面を強め内発的動機づけを弱めると言われています。もともと楽しい(遊び)として行っていたものに、外的報酬を与えると、外的報酬を得るために行動するようになり、内発的動機づけを弱めるということです。
 他方、もともと動機付けの弱い場合には、外的報酬を与える事により内発的動機付けが高まるという研究もある様です。
 本人が成功したと感じた時に与える言葉での称賛(正のフィードバック)は情報的側面の働きが強く内発的動機付けを高め、他方で下手だとか失敗したという負のフィードバックは、一貫して有能感に対してマイナスに働き、内発的動機付けを低下させると言われています。という事、この辺りは自分的には「要反省」ですね。
ところで、昔に比べて今は、相当意識的に褒めるという事をしているのですが、あらためて気が付いた事ですが、褒めると確かに生徒の顔がほころんで嬉しそうな顔になるんですね、これが。それと「駄目」と言わないで、「こうすればもっと良くなるよ」的な言葉も使うようにしています。更に、叱ったりするよりは褒めていた方が、指導者としての自分も気持ちが良いですね、これも。
* 称賛=(言葉で)褒める 
* 賞賛=物を与えて褒める


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