小林師範の続々指導日記
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2017/11/11(土) 『運動指導の心理学』(48:モチベーションの心理:内発的動機付けその5)第52
9時〜10時45分は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館ホール)の白帯〜緑帯の稽古でした。11時〜12時45分は、同所体育室A面で茶帯及び黒帯の稽古でした。14時〜15時は、くるみ保育園の稽古でした。16時〜17時45分は、湘南台カルチャーセンターの稽古でした。17時〜21時は、「特別稽古」(長後公民館ホール→第1談話室)でした。
全く関係ありませんが、今日は「ポッキーの日」です。
さて、タイトルの件ですが、今回は、「競争と内発的動機づけ」です。(P143)競争は、優越動機と獲得動機という外発的動機と関係していることは、容易に分かります。優越動機と獲得動機が強い人は、競争に勝つということに高い価値を置き、競争に積極的に参加します。競争の楽しさは、勝つ楽しさ、優越する楽しさです。
 しかし、競争は内発的動機も大きく、関与しているということです。というのは、競争することにより、相手と切磋琢磨して自己の能力を向上でき、最大限の力を発揮できますので、自己決定と有能さの認知が得られるからです。例えば、短距離走でも長距離走でも、一人で走るより、競争しながら走る方が良い記録になる事は誰でも知っていることです。特に、同じ程度又は少し上の力を持っている人と競争する時に、より競争意識が高まり、成績が良くなることが多いのです。つまり「内発的に動機付けられている場合の競争の楽しさは、自分の持てる力を最大限に発揮したり、自分の能力の向上を実感したりする楽しさであり、優越感ではない」のである。(P144)
 外的動機付けで競争する場合には、勝つことつまり結果が最重要です。しかし、内的動機付けの場合は、「スポーツの醍醐味は勝ち負けという結果ではなく、努力して練習した結果を遺憾なく発揮してプレーを満喫するという過程の中に存在する」(144P)のです。
 タイガーウッズ選手が、相手と1打差を争っている時には、私(小林)だったら自分が勝つために相手が失敗してくれればと思ってしまうのですが、彼は、相手が良いプレーをすることを望んでいるということです。何故かと言いますと、相手が良いプレーをすれば、それに刺激されて自分も良いプレー、もっと素晴らしいプレーをするように頑張れるからだと言うのです。また、浅田真央選手がキム・ヨナが腰痛で苦しんでいて自分が出る大会に出場出来ないでいる時に「キム・ヨナ選手が出場したら、私ももっと頑張れると思うので、欠場は、残念です。」という趣旨の発言をしたのを記憶しています。下衆な私としては、強力なライバルが欠場すれば自分の優勝する可能性が大きくなるのに、あれはマスコミ向けの発言かいな?と思っていたのですが、この本を読んでから、あの発言は正真正銘の本当の気持ちだったのだということに気がつきました。浅田真央選手ごめんなさい!
 


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