小林師範の続々指導日記
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2017/11/10(金) 『運動指導の心理学』(47:モチベーションの心理:内発的動機付けその4)
 午前中は、用事があり母親宅に行きました。14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で組手中心で行いました。19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。組手模擬試合を、行いました。最後の団体組手は、盛り上がりました。良かったです。
 さて、タイトルの件ですが、今回は、「内的動機付けと運動の楽しさ・苦しさ」です。(P140)
 体育の授業でも、スポーツ少年団でも、中高年でも、運動を楽しく行う事が言われています。しかし、指導者として誤解していけない事は「楽しく運動していれば内発的に動機づけられている」という考えです。しかし、「楽しいとか好きいった情緒は自分が運動に対して持つ動機が満足される時に生じ」ます。つまり、褒められるとか友達ができたという「外発的動機づけが満足されても楽しいという感情は生起」します。従って「楽しいからと言って内発的に動機付けられているとは言えない」のです。(P142)
 反対に「内発的に動機付けられているときに苦しいという感情が起こることは少なくない」のです。厳しく辛い練習を自らに課して、それを克服して記録やプレーが上達してゆくときに、強烈な自己決定と有能さの認知が得られます。こういうのを、私が好きな言葉で「面辛い」というのかも知れません。「面白いけど辛い」又は「辛いけど面白い」という心理的な状態を言うのですが、自分が空手をやっているとか空手の事を考えている時間帯のほとんどがこの状態ですね。
 内発的動機づけが満足される「楽しさ」:今持っている自分の全力を出して運動する。運動が上達する(できなかったことができるようになる)。新しいやり方や難しいやり方に挑戦しやり遂げる。自分で運動のやり方を工夫して決める。その運動の持つ独自の楽しさを味わう(ドッジボールの例:相手にボールを当てる。投げられたボールをかわす。味方にボールをパスして当てさせる。)
 外発的動機づけが満足される「楽しさ」:指導者や親や仲間に褒められる(承認動機)。友達と一緒に仲良く協力して運動する(親和動機)。競争して勝つ(優越動機)。人から注目される・目立つ(顕示動機)。ご褒美を貰う(獲得動機)。自分の意見が受け入れられる(支配動機)。人から励まされ支援される(救護動機)。人を救助し助ける(養護動機)。ルールに従って相手を攻撃する(攻撃動機)


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