小林師範の続々指導日記
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2017/10/05(木) 昨日の事と関連してー形の練習方法 第5219回
 午前中は、ゆったりしました。14時〜16時までは、上大岡で哲学の学習会をしました。17時〜18時15分は、横浜道場(西が岡小学校体育館)で、幼年等の稽古をしました。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を形中心で行いました。
さて、タイトルの件ですが、昨日書いた事で、確かに組手の重要な練習方法である打込み練習やミット蹴り(ミット打ち)には、シリアル練習やランダム練習が可能ですし適していると思うのですが、形の練習ではどうなのかな?と思いました。
形を一定程度に区切って、ランダムにやるのは可能でしょうか?例えば、20挙動の形を概ね(区切りの良い所がありますので、ジャストという訳には行きませんので)3つに区切ります。これを、仮に第1区分(A)、第2区分(B)及び第3区分(C)として、昨日の表をそのまま利用しますと、以下の通りです。

ブロック練習:AAAAAA BBBBBB CCCCCC
シリアル練習:ABCABC ABCABC ABCABC
ランダム練習:BACACB ABCABC CBACBA

形の練習では、ブロック練習というのは採用出来ますし実際しています。これは、「部分練習」ですね。同じくシリアル練習というのは、「通し練習(全体練習)」という事で同様に採用出来ますし実際しています。でも、ランダム練習をすると形としての体裁が整いません。
ところで、形の稽古の時に、まず全体練習をした上で、その次に部分練習を行い、最後にまた全体練習をする様に指示(指導)しています。
全体練習と部分練習のどちらが良いという事ではなくて、要するにどちらも必要で大切だと思います。全体をしっかり通しで練習する事も必要、その中で弱点である部分やもっとアッピールしたい所も取り出して練習するには、当然必要ですね。
要するに、ランダム練習が良いといっても対象の競技とそれに必要なスキルに依っては出来ない場合もありますし適当でない場合もあるという事です。当たり前と言えば当たりまえです。
ある先生の形のご指導は、形を大体3〜5ブロックに分けて、(仮に3ブロックに分けますと)第1ブロックを5回〜10回、次は第1ブロックと第2ブロックを合わせて5〜10回、更に第1ブロックと第2ブロックと第3ブロックを合わせて(つまり全体を)5回〜10回行います。少し休憩を入れて(それまで休憩なしです!)、今度は通しで5回〜10回行っていました。結構、厳しく辛い方法です。(ちょっと本題から離れますが、その先生は「こういう辛い事を何度も乗り越えてこそ本当の強さが身に付く」とおっしゃっていました。)この方法は、シリアル練習とブロック練習を取り入れたものだと思います。
で、結論ですが、形の練習では、ランダム練習よりはシリアル練習とランダムブロック練習を組み合わせた、従来の練習方法で良いという事です。


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