小林師範の続々指導日記
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2017/10/24(火) 『運動指導の心理学』(その34:モチベーションの心理:動機付けの三区分)
 今日の午前中は、読書をしたり蔵書のスキャンをしました。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、形中心で行いました。19時〜21時は、藤沢長後道場(秋葉台文化体育館剣道場)の稽古でした。
別件ですが、総選挙について比例で33%を獲得した自民党が全議席(465議席)の61%を占めた事について、インターネット(『朝日デジタル新聞』)でこんな記事がありました。
「今回の衆院選は、政権批判票の受け皿となる野党が分散したのが大きな特徴だ。複数の野党候補(野党系無所属を含む)が競合した『野党分裂型』226選挙区のうち、約8割の183選挙区で与党候補が勝利をおさめた。一方、朝日新聞が各野党候補の得票を単純合算して試算したところ、このうち3割超の63選挙区で勝敗が逆転する結果となり、野党の分散が与党側に有利に働いたことがうかがえる。」「『立憲、希望、共産、社民、野党系無所属による野党共闘』が成功していればという仮定のもと、朝日新聞は独自に、各選挙区でのこれらの候補の得票を単純に合算する試算を行った。その結果、『野党分裂型』226選挙区のうち、63選挙区で勝敗が入れ替わり、与党120勝、野党106勝となった。」という記事がありました。
政治は「たられば」で語れませんが、野党共闘の分断が自民を圧勝させた一つの、そして大きな要因かと思います。私の現在の心境は、次の通りですー野党も頼りがいがないのですが、自民&公明が圧倒的多数を占めている現在の国会では、重要な法案や問題が十分な審議も行われずに、多数の論理で強引ないし強行に採決(可決)されている事です。端的に言えば「多数の横暴」がまかり通っているのが、問題です。
更に別件ですが、DENAベイスターズがシーズンでは14.5ゲーム差を付けられた広島とのCSセカンドステージ、初戦で敗れたものの本日まで4連勝で、日本シリーズ進出を決めました。DENAの日本シリーズ進出は、日本一に輝いた横浜時代の1998年以来で19年振りです。まだ三位チームの日本シリーズ進出は2010年のロッテ以来で、セ・リーグでは初めてです。やったね!これで日本シリーズでも勝って19年振りの日本一です!
 さて、タイトルの件ですが、今回は、動機付けの三つの区分というか段階についてお話します。(P117)
第一に「初発機能」と呼ばれるもので「行動を開始するためのエネルギーを供給する」働きです。慣性の法則というのがあります。停まったままのものは停まったままでいようとし、摩擦がなければ、進んでいるものは進んだままでいます。停まったままのものを動かすには、摩擦が伴うために大きな力が必要です。ほとんどの人が現状のままに居ようとし、行動を起こすには、それなりの決意が必要です。運動であれば、場所や仲間を探したり、そのための時間と作ったり、用具やウエアー(道着)を用意したりと面倒な事があります。動機付けは、この面倒な事(障害)を乗り越えて運動を開始するためのエネルギーを供給します。
第二に「志向機能」と呼ばれるもので「起こした行動を維持・継続していく」働きです。これは、摩擦がなければ慣性の法則で動き続けますが、実際にはその摩擦に打ち勝ち動かし続けるためのエネルギーを供給します。
第三に「強化機能」と呼ばれるもので「行動の再現性を高める」働きです。これは、例えば上手になりたいと思って運動したら上手に出来るようになったとするとますます積極的に意欲的に運動に取り組むようになるような事です。これは「運動好きを生み出す基本原理」として働きます。
 このようなエネルギー(精神的エネルギー)はどこから来るのかと言いますと、従来は、ホメオスタシス(生命維持のために必要な生理的安定を維持しようとする動機:詳細は後述します。)だと言われていましたが、最近では「個人が特定の行動に従事する事によりどのような満足が得られるかと思う将来への期待」(期待される将来の認知表象)だという事が分かってきました。
 つまり、運動をする事により、自分に何か良い事があると思う人は運動をするようになり、何か良くない事が起きると思う人は運動を避けるようになるという事です。その「良い事」「良くない事」は、精神的な事もありますし、肉体的な事もありますし、経済的な事もあります。


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