小林師範の続々指導日記
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2017/10/19(木) 『運動指導の心理学』(その31:「効果的な運動学習指導の展開」:練習時間)
 午前中に2017年11月の各道場の予定表を作成しました。また年明けの大会(志空会大会、ライオンズクラブ杯大会及び日和空志会大会)の会員専用ページにアップする資料を最終確認しました。予定表を含めて週明けにアップします。
 後は、午前午後共にゆったりしました。久しぶりに「湘南台温泉 らく」に行って、湯河原の温泉と炭酸風呂と乳頭温泉風風呂を楽しんで来ました。
 17時〜18時15分は、横浜道場(西が岡小学校体育館)の幼年等の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古を形中心で行いました。
 さて、タイトルの件ですが、今回は、コラム6の「練習時間」(P88)です。
 結論だけ書きます。例えば、週6時間の練習時間がありますと、週1回6時間より、週2回3時間の方が効果的です。更に、週3回2時間とか週4回1.5時間の方が効果的です。更に、毎日1時間が効果的です。
 但し、これは理論的にそういう事です。実際には、ウオーミングアップやクールダウンが毎回必要になり、実際の練習時間は少なくなります。また、毎日、練習場所に通うとしたらかなりの負担になります。
 経験的に言えば、1回の練習時間は2時間程度が良いですね。子供達、特に小学低学年は、正味1時間が限度ですね。まあ、特別に審査とか試合とか目標があると、もう少し長くても大丈夫ですね。また、筋力トレーニングヤアジリテートレーニングをしっかり行いたいという時には、2時間+@(15分程度)が良いですね。
疲れの回復、勉強、仕事及び家庭等の他の社会生活のバランスから見て、頻度は、週2回〜3回が適度かと思います。
 週1回と週2回の稽古で、それぞれ2時間(前者は週2時間、後者は週4時間)ですが、これは練習時間の長さ通りで、相当な(2倍?)学習効果の違いが出る事は明らかです。更に、これを1年間で考えれば、後者は前者の2年間分練習していますので、その違いは顕著です。当道場では、初心者は週1回の人が多いですね。級が上がって行くと欲が出て来ますので、他の会場(4つの会場で行っています。)にも参加するようになります。やはり、多くの会場に参加して練習時間と練習日が多い人は、上達が早いですね。
 更に、大会での上位入賞や全国大会を目指す人は、週に4回〜5回程度稽古に参加し、各種セミナーや他の会派が主催します合同稽古等にも積極的に参加しています。競技化が進んだ現在では、そうしないと上の大会には行けないですね!合言葉が「量より質」ではなくて「質より量」というのが、私の考えです。
 元に戻りまして、練習には休憩が伴います。練習中に休憩を入れないのを「集中法」といい、しっかり休憩を入れるものを「分散法」と言います。「分散法」の方が、当日限りでの、効果は「集中法」より高いのですが、しかし、練習後、時間を経った後では、効果は同じ様になるという事です。(しかし、詳しい研究はないようです。)
 更に、初心者は運動で受けた情報を処理するための時間を確保するという事から、「分散法」の方か、好ましいとも言われています。
 また、高いエネルギーを必要とする運動については、休憩から受ける恩恵が多く、低いエネルギーの場合には、休憩時間が少なくて良いという事です。更に、熱中症等の関係では、休憩は小まめに取る事が必要ですね。


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