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2017/10/17(火)
『運動指導の心理学』(その30:「効果的な運動学習指導の展開」:全習法と分習法)
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午前中は、歯医者(川田デンタル)に行きました。後は、空手道の事務処理、蔵書のスキャンや読書をしました。 16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、形中心で行いました。19時〜21時は、藤沢長後道場(藤沢総合高校体育館)の稽古でした。形模擬試合をしました。 さて、タイトルの件ですが、「全習法」とは、運動全体をひとかたまりとして練習・指導する方法で、「分習法」とは、幾つかの部分に分割して練習する方法です。結論だけ言いますと(P109)次の通りです。 「全習法」が効果的:短時間で瞬間的に行われる運動に適しています。 「分習法」が効果的:多くの要素で構成されて遂行的に比較的長時間要する運動で、しかも要素間の相互依存性が小さい運動に適しています。 但し、これらの事は、初心者について言える事で、例えば、熟練した選手(学習者)が、すでに習得した運動の要素を一つ一つ取り出して更に洗練するために行う「分習法」は効果的とされています。 更に、学習者のモチベーションを考えてみますと、「全習法」としてのゲームは楽しいので、その点では効果的です。ゲームを行います。そこで、パスやシュートが出来なければ、それを「分習法」で練習します。それで、またゲームを行えば、より楽しくなります。 要するに、それぞれの特徴を勘案して、組み合わせて行うのが、効果的という事です。
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