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2017/10/13(金)
『運動指導の心理学』(28:「効果的な運動学習指導の展開」:筋運動感覚的な指導)
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午前中は、読書をしました。合間に蔵書のスキャンをしました。 14時〜15時は、富士塚幼稚園の稽古でした。16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古で、組手中心で行いました。19時〜21時は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。形模擬試合をしました。また、「基本形の日」という事で、袁指導員を講師にしてナイファンチ初段を行いました。 私は、スポーツ少年団の会議(秩父宮記念体育館会議室:10月29日開催のスポーツ交歓会の打合せ)の為、大和道場の稽古には、不参加でした。 さて、タイトルの件ですが、今回は、「筋運動感覚的な指導」です。これは「筋感覚情報を利用して行う指導」(P97)です。筋運動感覚は、手足の位置関係、運動の方向や速さ、力の入れ具合等を言います。事例が書かれていますので、紹介します。 @ 反応強制法:指導者が学習者の手足を持って動かして指導する方法です。これは、研究では、余り効果がないという事です。理由は、受動的に行う運動と自分だけの力で行う運動とは微妙に異なるためだという事です。他方では、学習者の良くない動きと目標とする動きを対比して何度も行えるという利点もあります。対象者は初心者で、その頻度を減らしていくという事が大切という事です。 A 身体拘束法:運動の方向や範囲を物理的に制限する方法です。 B 補助:体操や器械運動等で危険や恐怖心が伴う運動で利用されています。指導者が学習者の体を支え等します。反応強制法と身体拘束法をミックスしたものです。空手では、蹴りを練習する場合に、支え足が不安定になりますので、指導者の体に捕まるとか自分で壁やその他の所を捕まえるとかも補助の部類に入るのでしょうね。体操の様に動きそのものを補助するというのは、空手にはない様に思います。 但し、速い移動や転身(主に回転系)を行える様に、回転の方向に回してあげて感覚を掴んで貰う様な事はしています。大きな視点からは、補助と言えると思います。 更に、視覚を遮断することにより筋感覚を強調するために目隠をするという方法もあります。例えば、空手の突きや蹴りも目を閉じて行うという様な事もこれになりますね。移動基本や転身、更に形等でも応用できそうですね。
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