小林師範の続々指導日記
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2017/10/11(水) 『運動指導の心理学』(その26:「効果的な運動学習指導の展開」:視覚による指導2)
午前中は、蔵書のスキャンをしました。14時15分〜15時15分は、やよい台幼稚園の稽古でした。16時30分〜18時45分は、湘南台カルチャーセンターの稽古で、組手中心で行いました。19時〜21時は、湘南台公民館体育室での稽古でした。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」でした。
 そろそろ来年2月24日(土)開催の日和空志会第11回大会の準備を開始しなくてはなりません。内容は、要項を手直ししたり、申込書を作成したり、関係団体に送付したりです。が、少々気が重いです。やはり、トップが「不在」ですと、何となく気が進まないです・・・
さて、タイトルの件ですが、今回は、「保持過程」、「運動再生過程」及び「動機付け過程」です。(P94)
「保持過程」とは、「見たことを覚えておく記憶のこと」です。見て直ぐに練習する場合には、問題になりませんが、たとえばスキーに行く1週間前にビデオを見せるというような場合に問題となります。その場合には、動きを言葉で表現して覚えるとか目を閉じてイメージして覚えることがあります。
「運動再生過程」とは、「見たことを実際に行動として実行すること」です。これは、フィードバックを使って自分の動きを見た動きに近付けて行く過程です。
「動機付け過程」とは、モチベーションを高める過程です。これには昨日述べた「モデリング」が有効ということです。これには「代理強化」という現象が注目されています。「代理強化」とは、人の振り見てわが身を振り直せという諺のように、他人がある行動をして上手く行ったのを見て自分もそれを真似する、反対に失敗をしたのを見て自分は同じ行動をしない、というような学習です。身近な人が努力して出来るようになった事と、その事を指導者が褒める事で、それを見ていた人の動機付けが高まるというものです。これについて、再度述べますと、「悪い見本」を見せるのは、見本を見せる生徒と見せられる人の両方とって好ましくないと思います。
ところで、強い道場にいる生徒は、強いという風に言いますと「同義反復」になりますが、道場が強くなるには、生徒の頑張り、切磋琢磨及び競争並びに先生の指導及び保護者の協力等の諸要素があると思います。そして、「等」の中に、道場の先輩や仲間の上手い組手や形を見ている事も入るのではないかと思っています。直ぐ近くに「代理強化」となる良い見本の選手がいるだけで、その道場の生徒は、恵まれていると思います。


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