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2017/10/31(火)
『運動指導の心理学』(その38:モチベーションの心理:社会的動機その1)
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今日は、藤沢総合高校空手道部の稽古はお休みでした。19時〜21時は、藤沢長後道場(長後公民館体育室他)の稽古でした。21時〜21時45分は、同所で自主稽古でした。私は、「師範の家族の日」という事で稽古をお休みさせて頂きました。 路上で幼稚園児や小学生がハロウィンのコスプレで歩いているのに、良く出会いました。本来は、仮装し「トリック オワ トリート」を言ってお菓子を貰える子供のイベントなのに、日曜日の渋谷に代表される様に若者(大人)の「コスプレデー」みたいになっております。今年は、台風の為は大騒ぎはなかった様ですが、いささか「本末転倒」の様な気がしております。 さて、タイトルの件ですが、今回は「社会的動機」(その1)です。社会的動機というのは、運動を行うにあたって、他の人間との関係に関連する動機を言います。(P124)「親和動機」、「獲得動機」、「優越動機」、「承認動機」、「顕示動機」及び「達成動機」等があります。 まず「親和動機」ですが、これは「友情や愛情によって他者と交流し、良い人間関係をつくりだいたいという動機」(P124)です。運動を通して、人間的なつながりを求めるものです。また、苦しい練習も一人では耐えられませんが、仲間がいれば耐えられます。 次は「獲得動機」ですが、これは「金品などの物質的報酬を求める動機」(P124)を言います。プロとなってお金を儲けて良い生活をしたいというのが典型です。また、賞状やメダルを取りたいというのもこの「獲得動機」です。「大会で頑張ったらテレビゲームを買ってあげるよ」というのは、「獲得動機」を刺激している訳です。 三番目は「優越動機」ですが、「他者との比較において人より優れたいという動機」(P125)を言います。スポーツというのは、競争です。競争というのは、勝つか負けるかです。勝つために努力するということにもなりますし、負けるのが嫌なので勝負を避ける(試合に出ない)ということにもなります。また、極端に働くと、いわゆる「勝利至上主義」となります。(続く)
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