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2016/05/19(木)
「赤ひげ眼科医」服部先生―人はどうしてこんなに優しくなれるのか 第4715回目
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今日の午前中は、6月予定表作りをしました。午後は、6月2日(木)開催の哲学の勉強会のレジュメを「加速度」を付けて作りました。でも、未完です。 17時〜18時15分は、横浜道場(西が岡小学校体育室)の幼年等の稽古でした。18時45分〜20時45分は、同所で通常稽古をしました。組手模擬試合をしました。 さて、タイトルの件ですが、本日帰宅して「カンブリアン宮殿」を見ましたら、「赤ひげ眼科医」の服部匡志(ただし)先生の事を放送していました。恥ずかしい事ですが、初めてその名前を聞きました。番組を見ていて驚きました。ベトナムに月の半分は行き、無償で治療をしている事、マイホームを建てるために貯めた預金をベトナムで使う治療機器に使ってしまった事等です。 一ヶ月の半分は、東北から九州まで約10ケ所の病院を渡り歩き、診察と手術を行う毎日という事、その報酬で家族を養い、ベトナムでの無償医療ボランティアの費用を稼ぎ出している事、残りの半分でベトナムの首都ハノイと地方に赴き、貧しい人たちへの無償の医療活動を続けている事等驚きと感激の時間でした。 四浪して公立の医学部に入学しました。浪人中は、大阪中野図書館で勉強していましたが、たまたまマザー・テレサの写真集に出会いました。写真集からものすごいエネルギーを感じました。どうしてこんなことが出来るのだろうと感銘を受けたそうです。「僕もいつかこんな風になりたいと思った。それ以後、図書館に行くたびに、まずそれを見て勉強した。路傍に打ち捨てられた貧しい人々と正面から向き合い、生命の尊厳を守ったマザー・テレサを今も尊敬している」という事です。 また、父親をガンで亡くしましたが、たまたま聞いた医師と看護師の心ない言葉に、医師になる事を決意したそうです。父親の遺言の一つが「人のために生きなさい。」という事でした。 もし日本で開業すれば、「神の手」を言われる(本人は「神の手ではない。人の手だ。」と言っています。)特殊な技量を持つ服部氏の年収は1億円は下らないと言われています。良い家に住み、高級車に乗って、週末はゴルフといった生活が出来るのです。「でも、それでは僕の医師としての人生は続かない。やはり、心が燃えないからだ」ときっぱり語ります。 服部先生は、こう考えているのですー美味しいものをひとりで食べることが、どんなに寂しいものか。共感してくれる人がいない人生が、どれほど虚しいものか。誰かと一緒に食べるからご飯は美味しい。誰かと泣いたり笑ったりするから、人生はかけがえのないものになる。一緒に笑えば喜びは倍増するし、悲しみは半減する。 番組を見ていて「どうしてこんなに優しくなれるのだろうか?」と考えました。そして、今も考えています。
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