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2004/05/09(日)
「キャシャーン」
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観て来ましたよ〜。
ハッキリ言って、観る前までは
よくあるヒーロー物で、ＣＧがすごいって言う感じかなぁ〜
って思ってたんです。
でも、違いました！！！！
中身が奥深いです！！！！！
ゆいはめちゃくちゃ涙もろいので、
よく感動のシーンとかボロボロ泣いちゃうんですが、
劇中に涙を流す事がなかったのはコレが初めて。
だけど、完全に終わってテロップが流れてる時に
ぶわっっっと涙が流れてきた。。。そういう映画は初めてでした。
ココからはネタバレですので、これから観ようと思っている人や
知りたくない人は読まないで下さいネっ★
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結局全て、『人間のエゴ』が引き起こしたもの。
という感想です。
主役の鉄也も本当の清いヒーローというわけではなく、
死ぬ前に行った戦争に対しての認識の甘さや、
自分がそこでしたことに対する葛藤や後悔があるし、
父親への反抗とか、いろんなマイナスを持っているヒーローという事。
その父、東博士も妻のミドリを助けたいという一心で
引き起こしてしまった大きな過ち。
鉄也に対する愛情の怠りだったり、ミドリを助ける為に。。。
と、人を犠牲にしたり、手段を選ばなかったり。
国を統括する上条将軍もまた似たような一人で、
息子に対する気持ちが不器用な父親のままだったり、
国を治める者の勝手な物の考えがあったり。
その息子の中佐も、父親の愛情を受けられなくて
反抗もあり、勝手な行動を起こしてしまったり、
むちゃくちゃしたり。。。
内藤薫なんて本当に不器用で、自分の事しか考えてない部分、
人間の弱さという部分を見せ付けられたキャラだと思う。
こういうものが重なって結果出来てしまった「新造人間」も、
結局は本当の悪ではなく、こういう人間達の身勝手さから生まれたもの。
最後に東博士がわざと鉄也に。。。
というシーンも、なんだかひどい気がしました。
自分がミドリを愛してココまでしてしまったコトの大きさを
ミドリの死で全て投げ出した気がして。
そしてわざと自分の息子に。。。なんて酷いです。
父親としてのものをもっと見せて欲しかったな。。。って
少しザンネンです。
でも形はどうあれ、奥さんに対してそれほどの愛を注げるって、
すごいと思うし、それはきっとミドリさんだからだなって思った。
ココに書ききれないくらいイロンナ意味での「人間」というもの
を観ました。
「誰かの願いが叶う頃、誰かが泣いている」
という意味がわかった気がします。
簡単な例えだと、付き合ってラブラブな二人。
幸せなカップルができたとして、
でもその彼女や彼にそれぞれ好意を抱いていた人がいたら。。。
その人達は、幸せではないですよね。。。
スゴク簡単な例えだけど、そういうことかなって。
誰かが幸せになるのって、やっぱり誰かが犠牲になることの方が
多いですよね。
自分が幸せだから、みんなも幸せ。。。ってワケにはいかないですよ。
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ＥＤの宇多田ヒカルの歌詞が最後にジーンと来ます。
ああ、そうだよね。。。って。
ＣＧがすごいので少し目が疲れますが、
あと、時代が少しわからない感じなので最初は親近感もてませんが、
背景や効果がすごいだけで、ストーリーは十分
考えさせられるテーマになってると思います。
あくまで、ゆいの意見ですけれど。。。★
ただのヒーロー映画ではありません。
映画が終わった後に、色々考えさせられることうけあい★
ヒロインのルナちゃん、綺麗で可愛いし★
「キャシャーン」意外にもオススメですよ★☆★☆★☆(*´-｀*)
統括すると、玉山鉄二くんはやっぱりカッコいいってコトです（笑）★
（おいおい）
今日の日記長い〜。。。（×▽×）
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