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2014/08/10(日)
上田攻め
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寄りにもよって、上田に行こうといった日に直撃とか、ないわー! という悲鳴と共に、雨の中を出発。 一縷の望みは「台風の雲が、長野県をよけている」ように見える気象レーダーの画像。長野県は山に囲まれている、しかもアルプスなどという名を冠した高山。雲にとっては強敵です。 関越道から上信越道に入り、八風山トンネルを抜けると、おお、雨が止んでいました。
菅平で降りて上田盆地を市街地を回り込むようにして、別所温泉へ。本日の泊りは別所温泉。宿泊予定の旅館に車を置いたら、出発。
小雨の降る中、上信電鉄別所線の別所温泉駅へ。 ここは東急電鉄の車両のお古を使っています。 東急線沿線に育った者のは懐かしいもの。 何せ、つり革には「東急百貨店」だの「東横のれん街」だのという銘が入ったままなんですもの。
終点は上田駅。新幹線の乗り換え駅でもあり、しなの鉄道の乗り換えも。ちっさい駅なのに、3線乗り換えになっています。
ここで昼食。駅構内の一角にある「武士(もののふ)」というラーメン屋さんにて。 豚骨味が「左近」、あっさり醤油味が「幸村」と分類されています。他の店でも、豚骨味を「左近」と呼ぶようなので、この土地の何か共通の呼び名なのでしょうか?「幸村」は、もちろん、上田の戦国武将、真田幸村のこと。再来年のNHK大河ドラマがこの真田幸村に決まり、町のあちこちにポスターが貼られていました。 おっと、ラーメンに戻ります。 「左近」の豚骨はかなり濃厚でそれだけでとろみがある程。 どちらと迷うなら「左近vs幸村」という選択肢があります。 白黒どんぶりが二つ合体したような容器に左近と幸村が入ってくる。左近の濃厚味を幸村の醤油味が流してくれるので、この選択がイチオシです。幸村単体だと物足りないし、左近単体では重いんじゃないかと。
食事の間、窓の外では突風が吹き周り、「どうしようか?」と思案しましたが、外に出る頃には風も収まってきました。
上田城を目指して歩き出すと左手にレトロなお店、みすず飴の本店です。。抱き合わせの土産物屋では見ない、ジャムや杏子ソースのみつ豆なども扱っていました。季節限定の「いちご味入り」のみすず飴や、桑の実ジャムも。長野圏一円で購入できるみすず飴ですが、ここが本店なんですね。
更に歩いて上田城。城の前の交差点のこちら側に土産物店。 戦国BASARAの真田幸村の画像が、どぉーん! 帰りに寄るとして、まずは城内へ。
上田盆地の中に位置する平城に分類されますが、元々小山でもあったのか、眼下の通りからはかなり高い位置に位置しています。 周りには堀があったということですが、すぐに高い崖を配するせいか水攻めで水没しそうにはありません。^^;) 上信電鉄の廃線跡を遊歩道にしたものが堀にあたるところを通っています。櫓に上れば目の前は長野新幹線の高架。逆に新幹線からも見えるわけですね。
戦国の城ですから、真ん中に天守閣とかはなかった筈ですが、今あるのは神社。復刻された櫓門をくぐるとすぐに鳥居があるのはそんな次第。
前にチェックしたときは、幸村はコンテストで選ばれると聞いていたのですが、現在はおもてなし武将として真田十勇士がいます。 雨天だからか、土産物屋の軒先で対応してました。
城内には資料館もあり。「一般人には残念なレベル、真田ファンには垂涎の価値あり」という形容詞は納得。展示の仕方は地方の資料館的ですが、そこに展示されているものは、まさしく真田家の情報。その後、上田は仙石氏のものとなり、さらに松平のものとなります。仙石氏は漫画「センゴク」の主人公のあの仙石氏です。 江戸初期を終える頃には譜代松平となったということは、この地は防備の要衝と見なされたと解ります。
帰りに先の土産物屋へ。真田幸村は様々な漫画やゲームに登場したので、それらのグッズも豊富です。 戦国BASARAの幸村は土産菓子も数種類。歴史雑誌では著名な諏訪原氏の描く幸村像のクリアファイルも。そして、様々な商業者が作ったらしい真田十勇士のグッズも。「いくつあるんだ」という程に様々のな業者みよる幸村キャラの総揃いぶみ。
娘が買ったのは「幸村茶」という麦茶のペットボトル。かわいい3等身キャラの十勇士が描かれていました。
これらを抱えて、また上田駅から上信電鉄で別所温泉に戻って、今夜はここ泊りです。
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