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2014/07/20(日)
うちわ祭り
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熊谷のうちわ祭りに行きました。
浴衣率はかなり高くなっています。
小さい子の「ゴスロリ浴衣」というのでしょうか、二部式で下がふくらむスカート式のもぽつぽつみかけました。
着付けができない親にとっては、こちらの方が楽だし、見てくれも可愛いです。が、この服の場合、ヘアメイクが地味ではサマになりません。ヘアゴムに小さなリボンのついたので髪をしばっていた子を見て「頭と同じくらいのデカいリボンがいいなぁ」と思いました。
若いお嬢さんでは、金髪盛髪が何組かいました。何かの雑誌にでも写真があったのでしょうか？似たような印象なのはなんだかな。
金髪向けな色柄の浴衣なのか実によく似合っていました。
金髪だと、襟のレースやパールのラインも紗の重ね帯も似つかわしい。
ヘアアクセは黒髪組も大きな造花が今年の流行のようです。
黒髪組の浴衣の傾向は藍地にピンクかパープルの柄が圧倒的に多かったです。例年はここまで偏ることはないのに、どうしたことやら？
呉服屋の店頭には、振袖と見まごうような色柄の浴衣が主に陳列されていましたが、うちわ祭りの会場ではそぅいった浴衣は気づきませんでした。やはり色柄に関しては「ユカタらしい色柄」が好まれるということでしょうか。
「夏に成人式を行う場では、振袖が着られないので、振袖並の色柄の浴衣を代わりに用いる」とのことですが、この辺は普通に１月に成人式なので、そういった需要はなかったかと。
襟を大きくくつろげて肘位まで落として、胸元をはだけさせた着付けには「うーむ」ちゃんとタンクトップを着ているので、肝心のところは隠れているので、問題ないといっちゃないんですが。
それはそれできれいに着つけているので、「そういうファッション」といえばそう言える。「ユカタと思わなければ良い」
そして、毎度のことながら、着付けと居ずまいは気になるところ。
暑くても、肩まで露出する袖まくりはなしだと思う。
今年はお端折りの短さが気になりました。何かの雑誌にそれが綺麗だとでも載ったのか、ずいぶんと沢山の方のお端折りが３㎝かそれ以下でした。これだと、お端折りの下端は腰骨よりもはるか上になり、お端折りは横にはねて、お尻がポッコリと出っ張って見えてしまいます。「お端折りがない？」と思えてしまう位。
子供の浴衣は肩上げと長めのお端折りが可愛いのに、肩上げもお端折りもない子もずいぶん。
子供は１年で前年の浴衣がお端折りが取れない程に成長します。
うちの娘のは自前仕立てでガッツリ上げを取りましたが、それでも２年がいいところ。
ひと夏、しかも1,2回しか着なかった浴衣が勿体ないのは分からないでもないですが、そういう浴衣は身幅も狭いのです。お端折りがないと、裾が割れやすくなり、パタパタ歩くと裾がはだけてみっともない。安いペラペラの生地のだとましてや寝間着を着て歩いているようにしか見えません。(昔は、浴衣は、初年はお祭りに、翌年は普段着、それ以降は寝間着になりました）
やはり、浴衣は綿コーマ地に捺染染が良いと独り言。
数年は祭に使えますし、洗濯を重ねる程にやわらかく肌になじんできます。
綿縮はいつまで外着にして良いのでしょうか。随分と柔らかくなってきて、まるで絹縮の単衣の如し。
浴衣下に裾よけを重ねて着崩れを防ぎます。
細かいシボが肌に密着せず、暑い炎天下には陽射しも熱気も遮断し、クーラーの効く店内の冷気からも守ってくれます。
伊勢型紙の錐彫りの正藍染は凝っていて華麗な牡丹柄。
綿縮は竺仙位しか扱わないので、高いんですよね。
さすがにリプレースかなぁ。
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