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2014/06/22(日)
夏ですね。
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朝は音がするほどの雨。一度小止みになった雨は昼過ぎにも豪雨になり、夕刻には日の入り前の太陽が顔を見せました。
今は6月。着物の季節では、単衣の季節。 盛夏の透ける単衣ではなく、袷の生地の裏を付けない仕立てが基本です。更に、1週間毎位に「これを着てもよい、これは、もう終わり」とこと細かく決めごとがあるようです。 って、誰が決めたのでしょうね。 6月は過渡期なので、本来の決め事である「単衣」から派生した様々な生地について「これは初旬の方、これは下旬の方」と分けていったからなのではと感じます。 同じ絽でも、絽縮緬は厚手なので、初旬。縦絽は横絽よりも暖かいので、中旬、駒絽に代表される横絽は7月の直前のフェイント程度にと。
今年は装束に夏狩衣を誂えました。夏狩衣を持っている人が「網戸狩衣」という意味を着てみて理解しました。 生地分類で言えば「紗」にあたる透ける生地なのですが、荒く編んだ生地目は実際に網戸の荒さ。張りがあることも手伝って、網戸を仕立てたように見え、着た感じも、風がまるまる抜けてくる感じ。 日焼けに対しても、ジョーゼットのショール程の斜光機能もないのか、白小袖に狩衣だけだと、狩衣が覆うが、白小袖の袖口から出た腕が日焼けするのかヒリヒリしてきます。 狩衣に日傘はサマになりません。 見た目に目立たないアームカバーを調達しました。 単衣が後付で届いたので、袖から腕が出ることはなくなりましたが、今度は汗で袖口が汚れそうで。 顔は日焼け止めでカバーするしかないですね。 なるべく、蝙蝠扇(かわほりおうぎ)をかざして顔に陰を作るようにせねば。 2,3回、登城して動いていただけで、顔にはシミが。
今日は雨で登城しませんでした。 来週は仙台で、時代考証学会のフォーラムに参加なので、登城するのは7月になってから。
装束は立冬まで夏装束。 「寒かったら、下に袷の衣を着てもよい」は、この網戸装束ならさもありなんです。
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