優妃 讃良の着物についておもうこと
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2013/03/16(土) 学会
日本史関連の学会はいくつもあります。
世界史と両方となる系統となるとまた別にあります。
先週に引き続き、もう一つの学会に参加しました。
「風俗」というと、なにやら下世話なキーワードの方が先に思いつく昨今でありますが、あれも、まぁ、この概念の一つではあります。
以前は「風俗学会」だったそうですが、そっちのイメージが大きくなりすぎたので、「史」を入れたとか。
「1.ある時代や社会、ある地域や階層に特徴的にみられる、衣食住など日常生活上のしきたりや習わし、風習のこと。」(ウィキペディア)というものです。

今回は修士や博士課程の論文発表会です。
先週参加した戦国史研究会より、出席者は少ない。
というか、幹部たる教授一団とその事務方である院生達、そして発表者(こちらも院生)にプラスα(これが実に少ない)

発表内容も「これは風俗史関連か?」と思える内容。
熟達すれば、それぞれの学会の趣旨に合わせてポイントと置く箇所を換えていけるのですが、修士論文のレベルではそこまでは期待するのが無理というものでしょう。
逆にそれくらい、修士論文そのものが風俗史を扱っているものが少ないということがわかります。

この学会の創設者は有職故実の研究でも名高い故江馬務氏ですが、この江馬氏を含め、その辺りまでにかなりの研究が進んでしまったせいで、研究範囲が掘りつくされたのかもしれません。

私としても、既存の書籍や公開論文を食い尽くしたので、「学会なら他にあたる資料のありかがわかるのでは?」とやってきた次第。

今日の場所は目白大学。大概の大学は大通りに面しているいるので、ここもそういう場所な筈と思っていたら、住宅街の坂道をくねくねと昇り進んだ上に、住宅地の四辻に面した場所に正門!!
わかりにくいキャンパスでした。

懇親会は最寄駅から西武新宿線で高田馬場下車。高田馬場は学生向けの宴会場が多数あります。

懇親会の場面。
今回の発表者はほとんどが学会会員ではなかったようで、「入会案内送るから、入会してね」と幹部教授はさかんにアピール。

教授の方々は、やはり実に博識。
風俗史も様々なジャンルがあるのですが、「専門外ながら」といいつつ、日本史の基本は帝大大学受験レベルをソラで完璧回答できるレベル。しかも「それ、文久x年の方のじゃない?」と元号の方でおっしゃる。
修士の場合、博士過程で研究の方向によっては別の大学でより相応しい教授に師事することも考えるのですが、「貴族院議員の研究だと、x大学の経済学部のxx教授がその辺を研究してる」など、他学部の専門の学者の研究成果もご存知です。日本史は過去の政治や経済の事象なので、政治・経済学部や商学部でも研究がかぶっているところがあるのです。
もちろん、同じ文学部になる日本文学や哲学・思想史は同ジャンルといわんばかり。

大学の教授は自身の研究範囲しかしらないという説がありますが、こと風俗史の研究者の場合は、かなり広くコラボ範囲をチェックしているようです。

伝統があるだけに、いくつもの分科会を持つこの学会、「分科会に参加してみると良いよ」とのお言葉。

まずは、月曜にある服飾史学会に参加してみようと思います。


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