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2013/03/01(金)
「ござります」でかんだ
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「女信長」オンエア日が公開され、公式サイトのインタビュー欄も毎週追加されています。 が、気になったのが秀吉役が「時代劇の中で位が高い役を演じるのは初めてなので“ござります口調”が本当に大変。獅童さん以外はみんな慣れていなくて噛んでばかりだったので、・・」と言った点。 獅童さんは歌舞伎役者でもあるので、この手の口調はお手の物。 まさか、天海さん噛んでないよね。宝塚ではやってたんだから。 昨今、時代劇がTVでも映画でも出てこないので、「時代劇になれた役者」が減ってきているのは判ってました。 大河ドラマでも、「のぼうの城」でも、「ござります口調」じゃない会話がポンポン出てくる。
我が父親の感想では「最近の視聴者に”ござります口調”では何を言っているか判らないからだよ」ということですが、役者さんもしゃべれないのかも。
最近の娘の話で「『片腹痛いわ』と言ったら、『何それ?』と言われた」という話なので、こんな言葉すら判らないようでは、かつての時代劇なんて見知らぬ方言聞いているような気分かも。 幸い、その場にいたメンバー(そこは弓道部の道場)で、わからなかったのは発言した一人だったそうですが、高校時代「万死に値する」といって、その場全員が何のことかわからなかったという経験を娘は持っているます。 ちなみに、弓道部は体育会系なので、尊敬語謙譲語は普通にとびかいます。「今日は師範の先生が『いらっしゃる』から休めない」とサラリと敬語を使います。「先輩ったらねー、カワイイのよ」なんて言ってる娘がです。そして、欠席連絡の電話をかけているのを聞いたらこうでした。
「わたくし、〇〇と申します。責任者の方をお願いいたします。・・はい、〇〇と申します。本日、△△の次第で、合同練習を欠席させていただきたいと、連絡申し上げました。」
かまないで、一発で読めますか? 入社して、電話をとったときのキメ台詞も似たようなものですが、新人研修でほとんどの人間がかみます。 「ござります」口調どころか、「ですます」体にも慣れていないのが昨今の学生です。
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