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2012/12/23(日)
刷いた太刀は重いのに
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本日の診断
《戦国武将と忘年会》参加者【ゆい/佐々成政/滝川一益/武田信繁/黒田官兵衛/蒲生氏郷/本多忠勝/清水宗治/高橋紹運/立花宗茂/北条氏康(幹事)】 http://shindanmaker.com/301735
一番に名乗りをあげてくれたのが佐々とは。佐々好きの娘が嫉妬するな。
メンバーは「主君思いの忠義者」という面々か。 話題は「我が主君はいかに英邁であられるか」という自慢話に終始しそうだ。 幹事は北条の最盛期の城主の一人なんですが、戦国の世を統べてきたという意味では、話題はその辺か。
会場はやはり小田原城でしょうか。 高橋紹運/立花宗茂って、これ親子じゃなかったっけ。二人で「我が主、大友宗麟どのは・・」って持ち上げてくるわけですか?コワ!
という本日の忍城。「おもてなし甲冑隊」は古代蓮の里で開催されている「ぎょうだ夢まつり」に出陣。 留守を守るは自前衣装の勝手武将達。
三連休だからか、ゆめ祭りに連携するからか、「のぼうの城の足跡を辿る」という観光バスもいつものマイクロバスではなく クラブツーリズムのロゴも華々しいハイデッカーを二台も連ねての大勢のおでまし。
「観光ガイドはしないのか」「あそこ(三階櫓)には登れるのか」と色々と聞かれて忙しい。 まぁ、忍城の概要や追手門が忍城の唯一の名残なんてことくらいは説明できますので、その位をサラっと語って許してもらいます。
本日の衣装は、ここのところ定番の狩衣に、太刀を佩いた姿。 太刀がないと、やはりお公家さんめいてしまいます。 厳密には、足袋を履いている、とか、指貫の裾上げが「括り式」でなく「引き上げ式」など、公家と武家では違うところがあるのですが、当時も「見えない範囲で簡略化を狙う」というお武家の意識でのこことなので、区別はつきにくい。 太刀は判り易いです。公家は飾り太刀という細身の太刀を用います。実用じゃないですからね。
同じ狩衣姿でも、太刀があると、ちょっと無骨になります。
この太刀を佩くときの要が、腰帯です。 腰骨の位置で、これでもか!って程にぎっちりと締め上げます。指一本も入ろうものなら「緩い!」って程に。 こうしておかないと、太刀の重量が片側にかかってしまうのです。 がっちりと結んだ帯はこの太刀の加重を腰全体に分散し、偏らせません。 よく、重いソフトアタッシュを肩にしょったり、腕に持ったりするサラリーマンの肩が傾いていることがありますが、武将達にはその癖はありません。 そんな風に体重を傾けでバランスを取る必要がないのです。 腰に締めた帯はこんなところにも役立っている。
をを、やはり着用してみるということは大事です。 こんな些細な事実を気がつかせてくれる。
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