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2010/02/06(土)
漢服とは
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中国史をおっかけて東奔西走 とある中国語講座の雑誌を手に取ったところ、「中国では、漢服がはやりつつある」という記事が目に留まりました。 俗に中国を示す「チャイナ服」は、清代のものが現代的に変化したもの。厳密には、満州族の服が元になっています。 中国は民族毎に、当然ながら民族衣装があります。本まで出てます。しかしながら、その本の漢族の衣服はどうみても、単なる現代服。はて、「漢服」とはいかなるものぞ。 写真から窺うに、明代の衣服に似ています。
明は、中国最後の漢民族の王朝です。今目にすることのできる多くの「漢民族的中国」は、この明代のものです。 鎧や武将衣装もこの時期華やかに細緻になり、三国志演戯もこの明代に成立したことと相俟って、明代の衣装で演じられることもよくある話。NHKの人形三国志なんかモロ明代衣装。
日本で言うなら、「時代劇」というと、江戸時代後期〜末期の衣装で演じられるのと似たようなものでしょう。 例えば、水戸黄門。江戸時代初期なので、着物の袖も帯もTVで使われているものとは全く違います。 勿論、水戸光圀が諸国漫遊しちゃうなんてありえないわけですが。 でも、「時代劇」って、「だからナンなの?」でいいかなと。
ああ、そういえば、劉伯温の漫遊記見たいなぁ。
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