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2010/02/04(木)
朱元璋:ちょっと気になる中国服飾
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毎週、着々と借り進めている朱元璋、先日「誰か、脱げー!」と書いていたら、揚州知事、楊憲(北京語でヤンシェンと読みます)が官服でやってくれました。 丸首のソレは、生地の関係で縫い目や、合わせ目が非常に見えにくいのですが、右肩口に紐があり、ここで片輪結びしています。 ここから、斜めに脇へと合わせが流れます。 日本の装束のあげ領の作り方と同じです。 下前なんですが、どうも、上前と同じ幅ありません。 オクミをつけない幅という感じ。 中国の各民族の衣装で、同形態で残るものが同じように、下前にオクミを持ちません。とすると、この形態なのかな??? チャイナ服や、ベトナム服にも下になる部分は最低限しかないし。
日本の装束は、今の形態では、下前にもオクミをつけて、左右対称にしています。古いものでは、オクミに非対称なものがありますが、下前のオクミは正倉院の御物にも存在しています。 正倉院の衣服は、かなり唐服そのもの近い状態なので、唐代には下オクミはあったのかもしれまでん。 でなければ、なけなしの生地を使う日本では、無意味な模倣無視をしないでしょう。
もう一点、「椅子の座り方」 現在の日本の着物でも、羽織の裾なぞ、場合によって尻に敷いたり、後ろにはねたりしてるわけなんですが。
第四王子の婚礼に招かれた官吏達が座る様子でよくわかりました。 背もたれのある椅子では、後ろの裾をそのまま敷いて座ります。 背もたれのない椅子では、裾を後ろに流して、敷き込みません。 うーむ、なるほど。
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