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2010/02/11(木)
蒼穹の昴:名前が中国読みになる
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中国モノの日本語訳や日本語で書かれる小説の場合、現地読みでなく、日本語の音読みに等しい読み方で振り仮名がつくことが多いです。
「劉伯温」なら「りゅう はくおん」とかかれます。 北京語による読みだと「リゥ バオン」がカタカナでは近いかな。
「蒼穹の昴」は現地読み系のカナ表記です。 日本史や中国近現代史では日清戦争の清側全権大使として有名な「李鴻章」は「りこうしょう」でなく「リフォンチャン」となり、「西太后」は「せいたいごう」でなく「シータイホー」。
ここんとこ、「朱元璋」のDVDでも、名前の音を拾おうとしていることと相俟って、中国モノの人物の読みが現地読み系になりつつあります。
「蒼穹の昴読むとね、そうなるんだよ」 とは、先に読書済みのお姫さんの談。 受験生、漢字がかけないとマズイんですが、「リフォンチャン」と読んでいても、漢字も問題なく書けるのだと。 「"愛"よ"愛"」 これも「二次元コンプレックス」と呼ぶべきなのでしょうか。 NHKの「蒼穹の昴」の李鴻章役ではなく、白黒写真で残る、李鴻章当人の写真見ての、ホレ具合。
お姫さん、およそ、キャラには惚れない口なんですが、最近はどうしたことか、趙雲に始まり、李鴻章、朱元璋と惚れています。 役者の方は、レッドクリフで趙雲をやった胡軍(フー・ジュン)に。芸達者な良い役者ですけどね。 「顔だけいい、のには惚れない」と豪語してたのに、アンディ・ラウが楊六郎を演じた「楊家将」に登場する藩虎役に顔だけで惚れこんでしまいました。このドラマでは脇役になるのでテロップに役者名の出ない人。あれは一体誰?
「李鴻章って、カッコいいね」 「でしょう、XXのとこなんかさぁ・・・・」 「そうそう、XXXって返すとこなんか」 とまるで、人気アイドルか何かと同じノリ。
しかも、読みは中国読み系になるので、既知の人物すら、未知の名前。 リィフォンチャンだ、ユァンシーカイだ、シータイホーにワンソイエ・・・・
家族の中で蚊帳の外にいる、お殿さん。 「実在人物でも、『冬ソナ』と一緒だぁ!」と叫ぶ。
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