|
2010/12/23(木)
昨今振袖事情
|
|
|
天皇陛下 お誕生日おめでとうございます。
世界でも、12/23が祝日な日は日本だけだそうな。 24日や25日をクリスマスとして祝日として制定している国はありますが。それに近接した日に全く曰くの異なる祝日のある日本。
って、全然関係なく、この時期は「歳末大売出し」でもあります。行き着けの着物屋さんも「ファミリーセール」と銘打って、職員や顧客向けの大売出し。 何かあるかと出かけてみました。 ここは「いちだひろみ」デザインの反物を扱うショップなので、それらも値引き販売。 合繊のローズ無地を調達。他に、「色無地」ってタグついてたけど、裾ぼかしの付け下げも調達。ぼかし以外の何の柄もないので「色無地」って分類なのでしょうか。 ぼかしははたして、色無地か? まぁ、その是非にこだわるような場所には着ていかないと思いますが。
会場は結構混んでいて、一角では成人式用なのか、振袖を試着する娘さんもいました。 黒髪に和風な顔立ちの彼女にその母親が赤い振袖をあてています。 定番では、赤とかピンクが20代の着物なのですが、柄が彼女にあっていないのか、妙に野暮ったく見えます。 店を出た後「どういうのなら、彼女に似合うかな」と頭で想像してみたのですが、やっぱり、彼女には赤が似合いそうです。 じゃ、先ほどの赤が似合わないのは何故?
逆の考えをしてみます。あの赤い振袖に似合う顔立ちと髪形は?と。 あれれ、頭に浮かぶのは、茶髪のシャギーをぱさぱさと広げてふわふわんの羽とラメやラインストーンで飾った頭。
そーか、あれは、茶髪に似合う赤なんだ。
昨今、洋服でも茶髪に似合う色系の服が出回っています。 黒髪の私としては、結構要注意。 茶髪用の色系の服は、黒髪で着ると野暮ったく見えるのがあるのです。
去年位から、振袖のヘアカタログに茶髪のシャギーをアップにしたものが載るようになりました。 「着物に茶髪なんてミスマッチ」だったものが、着物の方が茶髪に似合うものが登場したことで、問題なくなったようです。 こういうのだと、伊達襟にライン・ストーン入れたものや、絵柄にラメを配置したもの、帯留めにキラキラのブローチのようなものを着けたものなどが違和感なくなります。 ここまで、徹底的にコーディネートしまくれば、全く問題なく。
ですが、黒髪を腰までまっすぐ伸ばした我が家のお姫さんには、これは不似合い。やはり、伝統的な色柄の方から選びましょう。 「20歳のときには、髪は肩位までに切ってるかも」といいつつも「茶髪にはしない。黒髪を貫く」そうです。
|
|
|